2005/07/08━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆ TEN's magazine 第172号  ☆★☆   
  

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 こんにちは!天川 彩です。
現在、アメリカ大陸のど真ん中におります。
アリゾナでの濃い〜時間のことは、また戻ってきてから書きますね。

さて、先週お知らせいたしました完成披露試写会ご招待の募集ですが、
まだ、12日(火)まで受付中ですよ♪
そうそう。この映像に、大好きな細野晴臣さんから推薦の言葉をいただ
きました。DVDのパッケージ帯シールに、細野さんからのメッセージ
も入ることになり、幸せです。

それから、屋久島ツアーも締め切り間近です。
今年、屋久島が気になって仕方がない方、是非一緒に参りましょう。
生涯の思い出になると思いますよ。

さーて、熊野のDVD発売が近づいているのに、まだ撮影雑記が昨年
止まりでしたので、続きを書きます。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・撮影雑記=======「森羅万象への旅路」19
2・完成披露特別試写===50組100名無料ご招待、まだ今受付中!
3・TEN占い======今週は「メディスンカード占い」
4・最終案内=======「屋久島ツアー2005」もうすぐ締め切り
5・天河太々神楽講====天河・七夕祭ワーク2005
6・編集後記=======ひとりごと

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【1】◆◇撮影雑記◆◇
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■「森羅万象への旅路」19

那智には幾度も通いながら、那智の宿坊に泊まったのは、この時が初め
てだった。

那智大社の隣に経つ、青岸渡寺(せいがんとじ)は、西国三十三霊場の
第一番札所であると同時に、熊野三山の一つでもある。
明治時代に神仏分離令が出されるまでは、このお寺は那智大社と同一の
もので、如意輪観音堂と呼ばれていた。熊野は廃仏毀釈などの影響で、
修験禁止令が出されるまで、神道、仏教と同様に修験道が大変盛んな場
だったという。

私が修験の人々と最初に出会ったのは7年前、天河でのことだ。
よく意味もわからず、天河の奥の院がある弥山(みせん)に登拝した際
山伏の人々も一緒で「ザンゲ、ザンゲ ロッコンショウジョウ(六根清
浄)」と耳慣れない言葉の合唱で頂上まで登った。
その後、聖護院の修験の方や、吉野、金峯山の修験の方などの問答や護
摩などには、幾度も立ち合わせて頂く機会があり、行者の方々が、大自
然と対峙しながら「行」を積まれているということを知るようになった。

熊野の映像を撮るにあたって、熊野修験のことも触れたほうがいいだろ
うと漠然と思っていた。
しかし、何処のどなたに、お話を伺えばいいのか迷っていた時に、写真
家のクスモトさんから紹介して頂いたのが、青岸渡寺の副住職である高
木亮英さんだった。

この日は、早めに夕食を済ませ、部屋で寛いでいると、部屋の外から声
がかかった。
緊張しながら襖を開けると、お務めを終えた亮英さんが、ゆったりとし
た笑顔で立っておられる。

「熊野修験のお話ですよね。この部屋に入ってよければ、ここでお話し
しましょう」と言ってテーブル向かいに座られ、およそ二時間ほど丁寧
にお話してくださった。
亮英さんの話によると、十数年間まで、熊野修験はほとんど途絶えてい
たそうだ。
しかし、これではいけないと、亮英さんが中心となり、熊野修験を復活
させはじめたという。
きっかけは、先代のご住職だったお父様が亡くなられたことからだそう
だ。遺品を整理していた際、箪笥の奥に、シツケが付いたままの修験道
の衣装が出てきたのだという。
先代のご住職だったお父様は、熊野修験を復活させなければ…という思
いはありつつも、一度も修験として「行」をすることが出来なかったそ
うだ。

明治の神仏分離や廃仏毀釈で、大打撃を受けた青岸渡寺そのものの復興
は、お父様をはじめ、現在のご住職なども行われたそうだが、亮英さん
は、熊野の精神を復興させようと、熊野修験としての活動を行い始めた
のだ。

私は、お話を伺いながら熊野権現が喜んでいることを肌で感じていた。

話が終盤になった頃「毎年1月に、那智四十八滝での滝行をするのです
が、天川さんよろしければ同行撮影しますか?まだ日程は決めていない
のですが…」とありがたいお声をかけてくださったのだ。

年末も近づいた頃、滝行が1月6日に決まったと知らせを受けた。
なんということだろう。1月7日は、本宮大社でのヤタガラス神事撮影
にも声をかけていただいていたのだ。
もう、疑いの余地無く、年始早々の撮影が決まった。

慌しい正月を終えて、私とケンちゃんとキョウちゃんは、またまた熊野
へと向った。
                      つづく…

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【2】◆◇完成披露特別試写会◆◇
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       まだ、ご応募間に合いますよ♪
 
   「『熊野大権現』 大自然と祈りの聖域 〜熊野〜」
         完成披露特別試写会
  
<日   時> 2005年7月23日(土)  
        開場19:00 挨拶19:30 上映19:40〜20:42   
          
<会   場> 葛飾シンフォニーヒルズ レインボールーム
 
<内    容>
紀伊山地の霊場と参詣道として2004年7月、世界遺産に登録された
熊野。
神代の時代から平安・鎌倉そして現代と、遥かなる時を超えながらも、
人々の魂を魅了してやまない熊野とは、いったいどのような場所なのだ
ろうか。
この作品は、いにしえ人達が参詣道として歩いてきた熊野古道や、霊場
・熊野三山、そして森や川、磐、滝など、熊野信仰の原点を見つめなが
ら、万人に共通する「祈り」そのものを丁寧に描いている。美しいカメ
ラワークと心に響く音楽、そして見事なナビゲートで熊野の深い世界観
を体感することができる珠玉の映像作品である。


●監督・脚本/天川 彩

●ナレーション/高樹沙耶 ●映  像/佐久間文男:山田顕史
●サウンド/木原孝之 ●音  楽/宝達奈巳 
●編  集/鈴木美穂 ●監督補佐/松岡享子 ●撮影補佐/関根義人
 二カ国語版 62分 
 発売元 評言社  DVD・VHS(本体価格:3000円 税別) 

 この映像の完成披露特別試写会に、メルマガ読者50組100名様を無料
 ご招待いたします。ご希望の方は、HPからお申込みください。
 応募多数の場合は抽選となりますので、予めご了承ください。
 
 応募締め切り 7月12日(火)18:00 
 当選者には、7月13日(水)メールにてお知らせいたします。

皆様からのご応募、心よりお待ち申し上げます


<申込先>
http://www.office-ten.net/sisya-top.htm

☆『熊野大権現』DVD・VHSの先行予約のお問い合わせを多数いた
だきました。先行予約のご案内は後日いたします。


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【3】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に楽しんでくださいね。
                          
今週は[メディスンカード]で占ってみました

2005年7月2日(土)〜7月8日(金)あなたの運勢

<1月生まれ>
あなた自身の感覚を疑ってはいませんか。そして何かに執着してはいま
せんか。大地に足をしっかり着けて現実を見据えながら歩いてください。

<2月生まれ>
あなたの周りに、もしも心が傷ついている人がいるならば、見過ごさな
いで側へ行ってあげてください。きっとすばらしい対人関係が生まれる
はずですよ。

<3月生まれ>
否定的に思い、始める前からあきらめてはいませんか。また思っている
だけで、行動をストップしてはいませんか。勇気を出して進んでくださ
い。

<4月生まれ>
自分の心にもしも嘘をついていたならば、取り払う努力をしてみましょ
う。素直になれば何が大切なのか分かってきますよ。

<5月生まれ>
目先のことに翻弄されすぎて柔軟性に欠けているかもしれません。もう
少し肩の力を抜いて、広い視野で物事を見てみてください。

<6月生まれ>
今週は、感情に多少のムラが出てきてしまいそう。もう少し、自分をい
たわると他人にも優しくなれますよ。

<7月生まれ>
あなたが直面している問題が、どんどん解決していきそうです。直感的
に思ったことはどんどん取り入れてください。

<8月生まれ>
忙しすぎて周りに当り散らしてはいませんか?今週は一旦止まって気持
ちを整え直してからまた行動してください。

<9月生まれ>
今週は精神的な部分での変化が起こりそうな週です。その変化に抵抗せ
ず、ゆるやかに受け取ってください。きっと新しい見方ができるはずで
すよ。

<10月生まれ>
チャンス到来の週です。済んだことにくよくよせず、新しく目標を立て
るのにも適しています。喜びに満ちた週になりそうですよ。

<11月生まれ>
直観力が鋭くなる週です。どんどんそれを楽しんでください。きっとい
いメッセージを受け取れそうですよ。

<12月生まれ>
ネガティブな思いにとらわれて、最悪の事態を想像しようとはしていま
せんか。あらゆるものが、ゆるやかに繋がっていることを思い出してく
ださい。今週は美味しいものでも食べて幸せな感覚を取り戻してね。


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【4】◆◇天と大地に感謝する旅◆◇
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 最終のご案内です。触れてみたかった屋久島に行くチャンスですよ。

        申込最終締め切り 7月12日(火)


    ● 天と大地に感謝する旅 Walk19 ●

    
     〜神々が棲む島をゆっくり堪能する旅〜
        屋久島ツアー2005

   2005年7月28日(木)〜 7月31日(日)
      3泊4日 全行程食事付き

      東京発着 128、000円
      (東京以外からの参加も可)

     最低施行定員10名・定員25名
   (定員になり次第締め切らせていただきます)

深緑色で埋め尽くされた苔森や、天界に聳え立つような巨石の数々。
どこまでも澄んだ水に潤うこの島は、世界自然遺産にも登録されている
日本が世界に誇る島です。
映画「もののけ姫」製作の折、舞台となった森を宮崎駿監督を案内した
森の番人、藤村さんに今年もガイドをお願いしました。
今年の宿は、モッチョム岳麓のロッジ。

フリーデーは、気ままに過ごすも良し…
縄文杉登山に行くのも良し…
特別プランとして、屋久島を深く愛した詩人、故山尾三省さんの書斎で、
奥様の春美さんから、三省さんが愛した屋久島のお話を伺う時間も
ご用意しました。

深緑の苔森の絨毯を歩き、神秘の滝の水飛沫を存分にあびて、
心ゆくまで屋久島の「時」を満喫してください。

行程 お申し込みなど詳しくは

http://www.office-ten.net/yakushima2005/top.htm


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【5】◆◇天河太々神楽講◆◇
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  一年に一度だけ… 一番神聖なワークショップを行います

★ 2005年8月10日(水)〜8月12日(金)★       
         2泊3日           
 人         
 ̄Y ̄  ◎天河太々神楽講2005 「天の川に祈る」
        天河七夕祭ワーク                
     *  
                         ☆
*                             
天河神社の幻想的な旧暦七夕祭は、映画「地球交響曲 第5番」でも紹
介されました。
そんな幽玄なご神事の準備から後片付けまで、神社の方や村の人々と一
緒になってお手伝いをさせていただきます。神社でのご神事という意味
を知り、燈篭流しで先祖や多くの御霊と向き合いながら、天河という場
そのものを感じる為の、特別なワークショップです。

会   場:奈良県 大峯本宮天河大辨財天社と周辺  
日   程:8月10日(午後2時)〜8月12日(正午)
      現地集合現地解散
参加料金 :3万6千円(2泊6食付)2泊6食代+ワーク参加費
宿   泊:民宿 柿坂(自家栽培・無農薬野菜中心のお料理です)
定   員:12名(今回は少人数の募集。定員に達し次第締切りです)

申込締切 : 8月3日(水)

*今年の旧暦七夕は8月11日(木)です


太々神楽とは神人合一の境地に至ることを指します。講とは、集まりの
ことです。
人間は、その奥底で神と繋がっていますが、そのことに、体験的、実践
的に気付く為に古代から様々な修行法や浄化法が生み出されてきました。
神楽とは本来「神あそび」の意で、感性の深いところで神を味わい楽し
むという意味です。
太々神楽講では、難しい修行はしませんが、天河の自然の中で「神氣」
を楽しみます。


『天河太々神楽講・天の川に祈る』によせて・・・

自然の中に神々があるというアニミズム的な考えは、私たちのはるか遠
く5千年以上も前の縄文時代の祖先たちから、脈々と続いてきました。
それは地球が一つの生命体であるという『ガイア理論』と同じもので、
その生命観は今も神社の中で生きつづけています。
そんな神社の中でも、更に宗教を越え、国や人種、性別、年齢、全ての
枠をも越えて、開かれているのが天河神社です。太古からの聖地として
空海や世阿弥をはじめ多くの先人たちが、自らを見つめる場として、ま
た芸を奉納する場として訪れています。

天河太々神楽講に講元として、皆さんをご案内する役目を賜ってから今
年で7年目。講元とは指導者ではなく、人と人、人と神(生命の本源)
とのつなぎ役です。
本年も天河での七夕祭御神事の手伝いに皆様をおつなぎする役目を担い
ました。どうぞご縁を感じられる方は、ご一緒いたしましょう。

                         講元 天川 彩

詳しいプログラムやお申し込みは
http://www.office-ten.net

  
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【6】◆◇編集後記◆◇
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出発前「現地での宿もルートも決まっていないけれど、な〜んにも心配
ないからね」と夫に告げると「僕もそう思うよ。きっといい時間が準備
されているから」と言ってくれた。夫もかなり随神になってきたなぁ。
ありがたい。
            aya
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発行者   天川 彩

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