2019/08/30━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ☆★☆ TEN's magazine  第884号     ☆★☆

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こんにちは!
オフィスTENスタッフのタナカアキコです。

前回に続き、今週のメルマガもHopiツアーで本日帰国予定の天川
(彩さん)に代わり、私、タナカが代理発行でお届けいたします。

今回のHopiツアーでは、時折アップされる彩さんのfacebookから、
また新たな濃厚で素敵な時間や交流の様子が伺えて、読んでいるこち
らも嬉しくなるものばかり。ズニ族のお友達との再会や、ホピの村で
はなんと!セレモニーにも立ち会え、素晴らしい経験が出来たことな
ども書かれていました。

今回の旅の詳しいお話は次回のメルマガで彩さんにた〜っぷり書いて
もらいたいと思います♪皆さまどうぞお楽しみに〜♪♪

さて、前回の編集後記でちらりとお伝えしましたが、私は26、27日と、
ひとり富士吉田へ行って参りました。彩さんと浅井(キョウちゃん)が
ツアーでアメリカへ出掛けているため、緊張しながら初めてのひとり
富士吉田です。富士講講社<天川講>の代表代理として、富士山の
山閉神事「鎮火祭」、通称「吉田の火祭り」へ参列する大切なお役目
とあって、前日の夜から緊張して、眠たいのに眠れず。。。

いつもは必ず彩さんが隣にいてくれるので、ここまで緊張することは
全くないのですが、今回緊張しながらも初めて一人で行かせてもらっ
た事で見えてくるもの、感じるものが沢山ありました。

祈りのカタチはそれぞれに「信仰の対象」として、表現のカタチもそ
れぞれに「芸術の対象」として、また多くの人々の心の拠り所として、
日本中、世界中から愛されている富士山。今回は特に、海外から来て
いる方達の、ただの好奇心とは全く違う、加持祈祷に立ち会う謙虚な
姿勢を見て、『これが世界遺産なんだな〜』ってしみじみうれしく思
う場面を沢山見せてもらいました。

これは、熊野へ行った時にも感じたこと。古からの巡礼道を一歩一歩
慈しむように歩き、それぞれの聖地でお詣りする海外からの皆さんの
美しく謙虚な姿勢に、あらためて感動を覚えたことを思い出しました。

富士山に限らず、自然は時に厳しく、時に優しく温かく、極上の美し
さと、豊かな恵みをもたらしてくれるもの。

今現在も大変な状況かと思われます九州北部地域の皆さま。
犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますと共に、
被害に遭われた方々が、一日も早く穏やかな日常に戻られます事を心
よりお祈りいたします。

メルマガ代理発行での、楽しくもあり、また、大切なお役目と思って
選ばせてもらう、今回の“勝手にタナカ企画”コラムアーカイブでは
彩さんのこのコラムをピックアップしてみました。

皆さまどうぞお楽しみくださいませ♪

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◆◇コラム・風の文様◆◇ ☆☆アーカイブ☆☆
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■「自ずと然るべき道を歩む」   2016年3月 メルマガ第711号より


自然。この言葉を私達は日常茶飯に使っている。
だが「自然とは何か?」と具体的に問われると、多くの場合、山や川や
海、植物や動物といったものを想像しがちなのではないだろうか。

それはそれで間違いではない。
ただ「自然」という漢字は「しぜん」とも「じねん」とも読む。この読
み方で若干の違いが生じる。
自然を「しぜん」と読んだ場合、私達人類が誕生する以前から、地球上
に存在するものであり、人為的につくりあげることが出来ない存在を指
す。先に記した山や動植物などがそれだ。

しかし一方の自然を「じねん」と読む場合はどうだろうか。

「じねん」というのは、あるがまま。随神(かんながら)。人の作為や
努力といったものでは越えられない大いなる力。大いなる流れをいう。

故に、自然と書いて「しぜん」を理解できない人は少ないだろうが、
「じねん」を理解できる人は多くはないのかもしれない。

自然(じねん)は逆らえないのだ。

太陽の暦、太陽信仰は、およそ5000年前ほどに世界同時多発的に起こっ
たと推測されている。イギリスのストーンヘンジをはじめ、アイルラン
ドのニューグレンジ、時代が数千年下るがマチュピチュ遺跡やマヤ遺跡
などは太陽の動きと巨石が深く結びついているといっても過言ではない。

日本各地にも太陽や月の満ち欠け、星の動きも含めて宇宙の動きと神事
が密接な関係にあるものもある。

しかし、先に記したようなストーンヘンジやニューグレンジのような
巨石の組み合わせで、太陽の動きを図り知る遺跡は残念ながら見つかっ
ていなかった。

しかし、いまから17年前。一人の一般男性がたまたま子どもの頃から遊
場として使っていた巨石群の中に、何やら気になる文様を見つけた。
その後、話を聞いて夢中になった女性カメラマンと共に発掘調査を続け
ついに、その巨石群の泥を掘り起こして、春分、秋分に陽が差し込む磐
座(いわくら)、夏至の磐座、冬至の磐座をも発見した。

発見の年から現在まで、その中で今も太陽観測を行い、巨石群が間違い
なく太陽の暦と関連しているという事実にたどり着いたのだとか。

しかし日本の様々な学会に、この発見を報告したのだが、ほとんど相手
にされなかったらしい。そこで今、世界の権威、世界のアカデミーと組
み、研究が進んでいるという。世の中が驚く日もそう遠くないのではな
いかと思う。

彼らに限った話ではないが、自ずと然るべき道を歩むことは、なかなか
一般的には理解してもらえないことも多い。時にジレンマを感じること
もあるだろう。

突き動かされる思いに動かされ、社会常識の枠に囚われることなく、自
らの前に起こる真実とただ素直に向き合って生きることは、簡単なこと
ではない。

しかし自ずと然るべき道を歩める人は、真に幸福な人といえるだろう。

私はそう信じている。


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◆◇編集後記◆◇
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つい先ほど、彩さんとキョウちゃんが帰国致しました!!
ホピショップはいつにも増して、エネルギーに満ち満ちています♪
週末にでもまた遊びにいらしてくださいね♪♪
                         アキ