2019/03/03━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆ TEN's magazine 第860号☆   
  

━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net

こんにちは!天川 彩です。
あれ?今日は日曜日なのに…と思われている方もいらっしゃるかも、
ですね。一応、金曜日に伝言号というカタチで浅井が簡単に書いて
発行してくれましたが、先週の金曜日には本当は私が帰国して都内
におりましたので、メルマガ発行予定でした。

ところが夕刻、ある方がホピショップにいらして、諸々心の内や悩
みをお話しされはじめ…。その方、ご自身の仕事で世の中の人々を
幸せにしたい、という素晴らしい志をお持ちの方でしたが、どうし
ても心の奥に潜む苦しみから解放されず…でしたので、これはトコ
トンお話し伺った方が良いな、という判断で、メルマガは今日に延
期し、お話し伺っていました。

結局、最終的にはその方、長い間苦しまれていた長いトンネルから
出て来ることが出来て、終電ギリギリになりましたが、最高の笑顔
でお帰りになることが出来ました。本当に良かったです。

私たちTENのお仕事は多岐に渡っています。時に本を書いたり、
絵を描いたり。デザインしたり、旅のご案内をしたり。最近は精霊
のお人形や森羅万象の祈りが刻み込まれたジュエリーを取り扱って
いる時間が多いのですが、結局は全て神様の御手伝いのような仕事
です。そんな中に神様の御手伝いをしている同志たちを励ます、と
いう大切なお仕事もあり…。ま、お仕事といってもそれは無償です
が(笑)。これまでも、どれほど多くの同志たちが夜遅く、また明
け方まで話し込んでいったことでしょうか。

でも、そのようにやって来てくれることが、私たちの幸せでもあり
ます。TENという場所は天の仕事を地上で行っているオフィスと
いう意味合いで、オフィスTENとつけました。まだまだ修行は足
りませんが、20年が過ぎ、そうした事務所に少しずつでも近づけて
いる気がしています。

ここのところ、マザーテレサのことをよく思い出します。
残念ながら生前のマザーにお目にかかることは叶いませんでしたが、
マザーが起こした神の愛の宣教者会という教会のシスターとご縁を
いただき、ささやかながらのボランティアをさせていただいたり、
マザーの映画の上映会を何度か主催させて頂いたりしました…。諸
々のご縁で、マザーが列聖された折、日本での列聖式にお声がけい
ただき、参列させていただいたことも。

その、日本での列聖式に配られたマザーの姿が刻まれたキーホルダ
ーをお持ちの方と、ここのところよくお会いするのです。
クリスチャンの方も、クリスチャンではない方も、どちらもです。

マザーの生き様を見ていると、ブレない力を感じます。人の生き方
もそうですが本物ってやはりどれもこれも、凄いチカラがあります。

ところが残念なことに偽物に惑わされる人が沢山いるのも世の常で
…。

ここのところ、立て続けに偽物が見抜けず残念な結果になっている
話を見たり聞いたりしたので、今日は久しぶりにコラムを書くこと
にしました。


………………………………………………………………………………
【1】◆◇コラム・風の文様◆◇ 
………………………………………………………………………………

■「見極める目」


テレビや新聞では、相変わらず詐欺被害のニュースが連日流れてい
る。人に不安や恐怖心をあおったり、人の心の隙間に入り込み信用
させて悪事を働いて…。被害に遭われた方の気持ちを思うと心が辛
くなるが、加害者もなぜ、そんなつまらない人生を歩むようになっ
たのかと思うと、気が滅入って来る。

そもそも人間の本性の善悪について語り始めると、紀元前3世紀こ
ろに「性善説」を唱えた孟子と、孟子の説に異論を唱えた筍子の
「性悪説」まで遡らなければならなくなる。私は性善説を信じたい
のだが、それはさておき平気で悪事をはたらく人の存在はいなくな
らない。

悪事というほどではないが、私が長年関わり続けているホピのカチ
ーナやジュエリーも、偽物が世界中に出回っている。ホピの人々が
いつも、心痛めている問題だ。

日本での認知度は今はまだ浅いが、欧米ではホピのカチーナやホピ
ジュエリーといえばアート品としても知れ渡っている。
ただ有名であるが故に、その名を借りて偽物を作る人が後を絶たな
い。

先日、ホピの大地の帰り、今まで使ったことがない乗り継ぎ空港で
アメリカ先住民の民族ショップのような店を見付けて立ち寄った。
大きなガラスケースには沢山のカチーナ風お土産人形がズラリと並
んでいる。そのガラスケースの上には、ご丁寧にホピのカチーナの
本が。

お店の人もネイティブの人のようだった。これは?と聞くと嬉しそ
うにカチーナの説明までしてくれたのだが、置いてあるものは全て
偽物。お店のネイティブの人も、本物のホピのカチーナは見たこと
がないのだろう。グランドキャニオンやモニュメントバレーといっ
たアメリカ屈指の観光地のお土産物屋さんにも、こうしたカチーナ
風お土産人形がズラリと並んで安価で販売されている。

哀しい話だが、某神社の宮司様のもとにあるアメリカ先住民の部族
の方が訪問し、その際にお土産として購入してきたカチーナ風置物
人形を「ホピ族のカチーナです」と言って手渡したそうだ。宮司様
は嬉しそうに「ホピのカチーナをもらってね」と飾られているお土
産人形を見ながら話してくれたので「それはホピのカチーナではあ
りません」とは流石に申し上げにくく…そのままになってる。

いつか折を見て伝えなければとも思うのだが、最善の方法は、ホピ
の友人を連れて行くことだと思っている。彼らがそのカチーナ風置
物人形を見て、思ったことを伝えることが何より良いだろう。

何処かのお土産物屋で購入して持ってきた何処かの部族の方も、多
分本物だと思って購入してきたのだろう。その人形を販売していた
お店の人も、空港のショップの人のように、本物だと思って売った
のだろう。だとしたら…やっぱり偽物を平気で作っている人たちに
問題がある。

でも。でも…である。
そうした人が作ったものは、一言でいえば神々しくないのだ。
あれ?これははたして本物なのだろうか?と思う余地は、お店で
扱う人、お土産にして選んだ人にはなかったのだろうか。

オレオレ詐欺でも、騙す人が100%悪い。しかし「本当かな?
なんだか怪しい」とセンサーが動く人と全く動かない人がいる。
胡散臭いものをかぎ分けられるか否かで人生大きく変わってくる。  

どんなものも偽物と本物とでは、あきらかに異なるバイブレーシ
ョンがある。言葉にするのは難しいが、本物には本物だけが放つ
凄いチカラがある。底知れない魅力がある。

乱暴な言い方かもしれないが、それを見極められないことにも、
ほんの少しの責任があるように思う。

そしてそれは、様々な「物」にも「人」にもいえることだと私は
思っている。

表面上はキラキラしているかもしれないが、精巧にできているよ
うに見えるかもしれないが、どこか嘘くさいとか…。言葉巧みに
ニコニコしながら、または同情をひきながら近づくかもしれない
が、人として何処か胡散臭いとか…。本当かどうか見分けるのが
難しいけれど、でもやっぱり何処か変とか…。

その最たるものが本当にスピリチャルに生きている人と、スピ系
大好き人間との違いではないかと常々感じている。
スピ系にも流行があるようで、以前は大天使ミカエルなど西洋の
神や天使などを語りたがる人が多かったが、今は日本の神様大流
行である。それも神話に登場する神様から、ここ数年は大祓祝詞
に登場する神様に人気が移っているようで、更には縄文まで
最近はスピ系にも人気が高い。

ただ、本気で命がけで、そうした目に見えない世界と向き合って
生きている人たちとこれまで大勢接してきて思うことがある。そう
した人たちは、本物だけが放つ凄いチカラがある。底知れない魅力
がある。ブレないチカラがあり、矛盾が無いのが特徴だ。

一方のスピ系の人たちは、一言でいえば「なんちゃって」なのであ
る。本物の人たちとは、異なるバイブレーションなのだ。
しかし、その違いに気が付かない人がどれほど多いことだろうか。

要するに「神秘的なこと」「神々しいこと」に興味本位で近づく人
が「なんちゃって」と出会うのだと思う。本物の人たちはいわゆる
パフォーマンスや興味本位で近づく人々も好まない。が、スピ系の
人々はそもそもパフォーマンスや神秘的なことに興味深々なので、
出会いは必然であり、その世界こそが本物にみえるのだろう。

スピ系は真理からは程遠いにも関わらず「なんちゃって」な高額な
セミナーや勉強会、ワークショップ等々が頻繁に行われ大人気なの
だ。

需要と供給といえばそれまでなのだが…。

見極める目、嗅ぎ分ける力を持ちたいのなら、ほんの少しの違和感
を大切にすることではないかと思う。

「あれ?なんだか違うような気がする」と一瞬でも思ったなら、そ
れが多分正解なのだ。

何度でも書こう。本物には本物だけが放つ凄いチカラがある。底知
れない魅力がある。ブレないチカラがあり、そして矛盾が無いので
ある。


………………………………………………………………………………
【2】◆◇カチーナ展in沖縄◆◇ 
………………………………………………………………………………
    
    『HOPIカチーナ展』沖縄 初上陸!!
    沖縄の皆さん!ぜひお越しくださ〜い!!
 
 ☆─平和の民“ホピ族”の精霊カチーナがやって来る─☆
 

□■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□
    『HOPIカチーナ展in沖縄』☆4日間限定
      2019年3月7日(木)〜3月10日(日)

   【会場】Bookcafe&Hall『ゆかるひ』
   【住所】沖縄県那覇市久茂地3‐4‐10 
   【交通】ゆいレール「県庁前駅」より徒歩4分
   【時間】11:00〜18:00(最終日17:00まで)

  【詳細】http://www.hopi-japan.com/okinawa2019.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 カチーナ展期間、同会場にてスペシャルトークイベント開催!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

        <天川 彩 スペシャルトークin沖縄>
       『  H O P I 』
   〜「平和の民」から教えてもらったこと〜
        
    講演:天川 彩(作家・プロデューサー)

**************************

[期 間]

 3月7日(木)19:00〜
 3月9日(土)15:00〜
      
 各回50名

[会 場]Bookcafe&Hall「ゆかるひ」

[料 金]1,500円+1ドリンク
      (当日 2,000円+1ドリンク)

[申 込]TELまたはイベントHPより
TEL 03-5834-7675(HopiショップSun&Rain)
TEL 098-860-3270(ゆかるひ)

【URL】http://www.hopi-japan.com/okinawa-talk.html 

沖縄初開催となる『HOPIカチーナ展』に合わせた特別講演会。
昨秋、徳間書店より発売された書籍「HOPI」〜平和の民から教えて
もらったこと〜の筆者、天川 彩(作家・プロデューサー)が
20年にわたるホピ族との交流で受け取った大切なメッセージや
精霊カチーナの話などを中心にトーク。
どうぞお楽しみに!

………………………………………………………………………………
【3】◆◇編集後記◆◇ 
………………………………………………………………………………
日本に戻り、ここ数日いろいろ思うことあり、今日は久しぶりにコ
ラムを書きました。来週から沖縄。また新たな出会いや動きがあり
そうでワクワクです。

                    aya