2018/01/13━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆ TEN's magazine 第802号☆★☆   
  

━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net
こんにちは!天川 彩です。

東京は、連日穏やかなお天気が続いておりますが、全国的には爆弾低
気圧の影響で荒れ模様のようですね。特に北陸や上信越方面、北海道
などは大雪で交通の乱れなど生活に支障も出ているようで…。災害な
どに繋がらないことを祈ります。

さて。門松もはずれ、鏡開きも済み、お正月気分も終わってきました
が明日は、我が家が氏子となっている地元の神社でどんど焼き。

そもそも、どんど焼きとは、お正月、その年の歳神様をお迎えさせてい
ただいた門松やしめ縄飾りなどを燃やし、その火で歳神様を天に送り届
ける為に行うものです。その火にあたると若返り、その火で焼いた餅を
食べると無病息災になる、と言われているようです。

地域によって、呼び名も風習も異なりますが、概ね小正月である1月15
日に行われるのが一般的ですよね。

私の地元では、1月15日に近い土曜日、ということになっているようで、
明日です。長い竹竿の先に鉄の金具が取付られており、そこに挟んだ
お餅を炎の上でくるくる廻して焼き上げます。

もう、童心にかえったように楽しいです。

TENの拠点を東京に移すことを決めた時、このあたりの風情がいいな、
と漠然と思い決めましたが…。東京のど真ん中にありながら、時代の波
に流されることなく、日本らしい風習がしっかりと残っているので、や
っぱり、いい所だなぁ〜と思います♪

そんな大好きなご近所をご案内するショートトリップ付きのTENの集
いは、いよいよ来週末です。

今日の午前中は、スタッフ会議で真剣にゲームの内容を実際に行って
みたり、軽食のメニューの内容を検討してみたり…と皆様をお迎えする
準備にあてていました。

お申込みも、既にほぼ満席に近くなってきています。多分、今週末で定
員に達してしまうのでは?と思われます。
「TENの集い」なら行きたいな…と思われている方、是非、お早めに
お申込みくださいネ!


今週は、先週からの引き続き「20年という年月を思う」の2をお届けし
ます。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇<
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1・コラム・風の文様  =======「20年という年月を思う」2
2・TEN’s占い  =======今週は「メディスンカード占い」 
3・新春「TENの集い」==========参加者募集のお知らせ
4・編集後記 ====================「あとがき」
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【1】◆◇コラム・風の文様 ◆◇ 
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□「20年という年月を思う」2

関西で最初に開いたオフィスTENの事務所も新築だったが、東京の事
務所も真新しい建物だった。

決して広くはないが、清々しい空間だった。その場所が、東京のTEN
の拠点と定まってからは、猛ダッシュの日々だった。

なにせ、東京でのイベント会場は明治神宮。来日予定も決まっている。
更にイベントまでのリミットはこの時点でわずか40日。

私が企画したことでもないのに、その責任者に祀り上げられ…。全てが
ギリギリの状態だった。
このイベントで東京実行委員長を引き受けた理由は、今は亡きエスター
シェイという、クリンギット族のエルダーとアイヌのレラさんとを出会
わせたい、ただそれだけの思いからだった。

それにしても、座礁しかかった船の舵取りを急に任されるのは大変なこ
とだった。

勿論、最初は断った。なぜ、私が引き受けなければならないのか、意味
不明だった。嫌だった。しかし、やるしかなかった。放り出すわけにも、
逃げ出すわけにもいかなかった。

チラシを2万枚擦った。協力してくれる人々は70名を超え、チケット18
00枚は完売した。その間、わずか一ヵ月。

明治神宮で、当時窓口となり担当となってくださった方や様々な方の全
面協力もあって、どうにか彼らをアラスカから迎えることが出来た。更
にアイヌのレラさんも明治神宮に招くことが出来た。

明治神宮会館の満席の会場の中で、星野道夫さんのアラスカの友人たちは
彼らに伝わる神話を語り、レラさんはアイヌの神話を語った。

そして…。

そして、レラさんは、アイヌ民族の2000年に及ぶ苦しみの物語も明治神宮
の中で語り出した。一瞬、会場が凍りついた。が、誰かが客席から「ごめ
んなさ〜い!」と叫んだ。と次の瞬間、会場中から一斉に「ごめんなさい」
という言葉が響いた。レラさんはその言葉に応えるように「ありがとう!
みんな!」と言い、泣きながらアイヌの歌を歌った。

クリンギットの人々がその歌にあわせて踊り出すと、客席の人々が次々と
舞台に駆け上がり、会場に上がりきれなかった人々はその場で共に踊った。

私の人生を大きく変えたのが98年のイベントならば、更に新たに人生の駒
を進めてくれたのがこのイベントだったかもしれない。

他にも、21世紀を迎える前に様々な動きをした。Hopiの大地へ最初に行っ
たのも、韓国へ日本が20世紀にしたことを詫びに行ったのも、広島の平和
イベントに招かれ、様々な先住民の友人から託されたものを持って、儀式
に参列したのも…私にとって大きな出来事だった。


21世紀に入り、オフィスTENは本格的に動き始めた。


最初に東京でオフィスTENとして企画したイベントが「トークdeナイ
ト」と題した連続トークイベントだった。毎回、私の大切な友人や知人を
ゲストとして招き、作家、田口ランディさんが、参加者と共にそのゲスト
の大切な話を聴くという趣旨のものだ。実は私と彼女とは、彼女がまだ作
家としてデビューする前からの知り合いだったのだが、一躍、時の人とな
った彼女は、聴き手として適任者だと思いお願いした。

私は、ゲストとして招いた人々の話を、とにかく多くの人に聴いてもらい
たいと思っていた。「聴くことの時代」という副題がついていたが、それ
はまさにその思いからだった。

ナビゲーターとしての司会進行役としてお願いしたのは、宗教哲学者の鎌
田東二さんだった。鎌田東二さんは、98年の平和イベントの呼びかけ人代
表で、同じ釜の飯を食べた仲間、ともいえる仲間だった。また、私が招い
たゲストとも皆、鎌田さんの知り合いでもあったことから、鎌田さん以上
のナビゲーターはいなかったと思う。

会場は文京シビックホールの大ホール。そこが毎回満員になった。

2ヵ月に一度、当初は全6回シリーズという予定で始めたのだが、4回目の
ゲストである伝説の精神科医、加藤清先生を招いての回の準備中、9.11の
衝撃的な同時多発テロが起った。

世の中が混乱していることもあり気持ちが向かなくなってしまった、とい
うランディさんの意向を受けとめて、その回を最後にシリーズ企画は急遽
終了ということになった。

私は、「トークdeナイト」を作り上げて来たプロデューサーとして、そ
の最終回にはじめて、舞台の上に立ち、来場者の皆さんにお礼を申し上げ
た。

そして、私の思いや祈りは、私が直接伝えていった方がいいとも感じた。

その日、場内で配った用紙に、これまでの思いと共に、今後、私自身が発
信者となるオフィスTENのメルマガを毎週配信するということを書いた。

それが、このメルマガを発行することになった経緯である。


                          つづく…


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【2】◆◇TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、
気楽に読んでくださいね。

今週は[メディスンカード]で1週間の運勢を占ってみました。

2018年01月13日(土)〜1月19日(金)

<1月生まれ>
誰かに対して不平不満の感情を持ってはいませんか。それは、そのままあ
なたに返って来ます。今週あなたに必要なことは、清々しい心です。

<2月生まれ>
あなたが目指すゴールが近付いてきています。あなたの良さを、今週は改
めて見直してみてください。きっと周囲にもいい影響があるはずですよ。

<3月生まれ>
誰かの機嫌を取るために、あなた自身をごまかしてはいませんか。今週は、
あなたがどうしたいかに意識を集中して動いてみてください。不要なこと
は手放せるはずですよ。

<4月生まれ>
気持が追い詰められて、身動きが取れなくなっている状態ではありません
か。今週あなたに必要なことは、安全地帯へ行くことです。あなた自身の
感覚と時間を取り戻せたなら、またパワーが蘇るはずですよ。

<5月生まれ>
お金への執着心が強くなっているかもしれません。受け取ることを前提に
動くのではなく、無償で与える喜びを体感してみてください。きっと真の
豊かさを感じるはずですよ。

<6月生まれ>
これまで、あなたを悩ませていた問題が次々と解決していきそうです。あ
なたは、あなたの道を行く限り、すべてに見守られていることを忘れない
でね。

<7月生まれ>
今週は、あなたの知恵が役に立つ一週間となりそうです。また、他の人の
立場に立って考えてみると、より良い答えも見えてくるはずですよ。

<8月生まれ>
あなたの第六感が冴える一週間となりそうです。直感的に感じるまま動く
と、良い道に繫がって行きそうですよ。

<9月生まれ>
何かに恐れを抱いてはいませんか。それは、あなた自身が作り出している
弱さかもしれません。今週は、大切なメッセージは夢に現れそうなので、
その中に恐れを手放すキーワードがあるかもしれませんよ。

<10月生まれ>
今週は、あなたの積極性が勝負の鍵です。今までのような待ちの姿勢では
なく、ゴールを目指して動いてみてね。

<11月生まれ>
鋭く物事を観察する一週間となりそうです。真実が見えてくると、何を取
捨選択するかが見えてきますよ。

<12月生まれ>
些細なことでクヨクヨ悩んでいたり、傷ついたり、信頼すら失ったりして
はいませんか。今週あなたに必要なことは、自分を信じる力です。周囲と
の関係性をもう一度見直してみてね。



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【3】◆◇ 新春 TENの集い 参加者募集 ◆◇
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        申し込みの締め切りは1月15日まで

    ー◎ー TENに繋がる全ての皆様へ!ー◎―
 
        『新春 TENの集い』
            
        あと先着2名で締め切りです


          2018年1月20日(土)
       16:00(谷根千ショートトリップ 集合)
       18:00(TENの集い スタート)

          参加費 3000円 

       (会場の都合により 限定 25名)
    
     http://www.office-ten.net/ten.html

    集合場所 メトロ東京千代田線 根津駅
     出口1(根津神社方面出口)改札前
 
   * 18時から参加の方は、別途会場の場所をお伝えします

2018年は、オフィスTENにとって、特別な年。
なんと20周年となるアニバーサリー年なのです。

そんな年のはじめだから、今年は「新春 TENの集い」から
開催することにしました。

TENに縁ある皆様に新春からワイワイと楽しい時間を過ごしていた
だき素敵な顔合わせが出来ればとスタッフ一同思っております。

勿論、TENの企画ですので、ただ集う…なんてことはいたしません。

まずは、普段、非公開?のTENの事務所へご案内。
そこから小一時間、東京人気下町「谷根千ショートトリップツアー」へ。
昭和の風情残る街並みを、是非楽しんでください。
途中、私たちが運営するHopiショップにも立ち寄りますので、
スタッフの満面の笑顔もお楽しみに。

その後は、近くの和室を会場にして、ゲーム形式で歓談していきたいと
思います。

お一人参加の方、初めての参加の方も
どうぞ心配なさらないでください。

TENに集う人々は、みんな感性が近いはず。
帰る頃には、新年早々、きっと素敵なお友達が増えているはずですよ。

ささやかながらですが、軽食も準備いたしております。
お越しいただいた方全員に、ちょっとしたお土産も用意しています♪

ぜひぜひ、皆様のご参加、心よりお待ち申し上げております。


http://www.office-ten.net/ten.html


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【4】◆◇編集後記◆◇
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20世紀の終わりに、星野道夫さんのアラスカの友人たちが日本へやって
来たイベントの詳しい物語は、以前「たまたま」というコラムで連載し
ました。お時間ありましたら読んでみてください。

www.office-ten.net/rensai/f-tamatama.htm

                    aya