2017/07/07━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆ TEN's magazine 第776号 代理発行号☆★☆   
  

━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net
こんにちは!
オフィス TEN スタッフのタナカアキコです。

今週は、 Hopi ツアーで皆さまをご案内中の天川(彩さん)に代わり、
代理発行でお届けいたします。

前回のメルマガで彩さんが書いていましたが、8回目!となる今回の
ホピツアーでも、たっぷりとホピの文化に触れ、沢山のホピのお友達と
出会い交流を深めている充実した旅の様子が、続々と届いております。

しかも今回はなんと、ホピと同じくカチーナ信仰を持つ、ズニ族のカチ
ーナダンス(儀式)に立ち会えたとのこと!

予想もしていないミラクルが起きる「 TEN のツアーあるある」が、ま
たここでも待っていたのね♪と嬉しくなってしまいました。

その儀式ではマッドヘッドと呼ばれる道化役の精霊や、雨の精霊ロング
ヘアカチーナが沢山登場したと書いてありました。
以前私も、偶然立ち会えたカチーナダンスの折りに「あなたがたも祈り
の一部としてその場に立ち会うように」言われたことを強く思い出しま
した。今回のツアーでも、セレモニーに立ち会えたことは偶然ではなく、
きっと必然の“祈り”の時間だったのだろうと思います。

ここ日本では今、九州北部を大変な豪雨が襲い、雨(自然)がもたらす
恵みとは対極にある脅威をまざまざと見せられています。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、これ以上の被害が出ま
せんように。七夕の今日、ロングヘアカチーナをはじめ、店内すべての
Hopiスピリット達と共に、一日も早い復興と日々の平和が訪れますよう
お祈りしております。

ホピもそうですが、9月に予定しているブータンツアー、旧暦七夕(今
年は8月28日)の前後3日間で行われる天河太々神楽講、霊峰富士と向
き合い、自らを清め、自らと向き合う富士登拝。
今現在募集しているそのどれも、あらためて見てみると“祈り”という
テーマが強く直結したものばかり。今の時代を生きる、私たち一人一人
が内なる“祈り”としっかり向き合う大事な時期なのだと思います。

「いつか行けたら…」のいつかは絶対にやって来ないのよ!と彩さんが
人にそう伝える場面に何度立ち合ったことか。 
「行く!」と決めたその時にすべてが整い出すもの。

今回のホピツアー、実は80代の彩さんのお母様が参加を決意されたの
です!ホピショーにてキラキラの笑顔で写っているその姿を見て、今回
の「勝手にタナカ企画!」では、膨大な彩さんのコラムからこちらを選
んでみましたよ♪

どうぞ詩の部分を声に出して!お楽しみください。


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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇<
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1・コラム・風の文様 アーカイブ=========「若さと老いと」
2・受付中です!========「TENのブータンツアー2017」
3・富士山一緒に昇りませんか?===「TENの富士登拝 2017」
4・募集中!====「天河太々神楽講 旧暦七夕祭のお手伝いワーク」
5・編集後記=====================「あとがき」

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【1】◆◇コラム・風の文様◆◇ ☆☆アーカイブ☆☆
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□「若さと老いと」   2011 年 7 月 メルマガ 476 号より


かつて、サミュエル・ウルマンという詩人がいた。

ドイツ生まれのユダヤ教徒であった為、迫害を避けてアメリカへ渡り、
後に荒物商を続けながら執筆活動を続けた人物だ。彼は80歳を過ぎて
自費出版で詩集を出した。

その中に「青春」という作品がある。

マッカーサー元帥が、友人のコーネル大学の教授から、たまたまこの詩
を贈られた。彼が、この詩を生涯、座右の銘にしたことから、世界に知
られることになり、日本では、岡田義夫という人物が翻訳した。

後に、ロバートケネディや松下幸之助なども座右の銘としたといわれる
この詩をまずは読んでもらいたい。

時代的にも昔の漢訳のような文章なので、やや難しい言葉も含まれてい
るが、ニュアンスは十分に伝わってくると思う。


『青 春』   
         原作 サミュエル・ウルマン  邦訳 岡田 義夫


青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相 ( ようそう ) を言う
のだ。優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦 ( きょうだ ) を却け
る勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。

年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときに初めて老いが来る。
歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。

苦悶や狐疑 ( こぎ ) や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ
恰 ( あたか ) も長年月の如く人を老いさせ、
精気ある魂をも芥 ( あくた ) に帰せしめてしまう。

年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。

曰く、驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、
その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、
小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。



人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる、

人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる、

希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる。

大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして
偉力の霊感を受ける限り、人の若さは失われない。

これらの霊感が絶え、悲嘆の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、
皮肉の厚氷 ( あつごおり ) がこれを堅くとざすに至れば、この時にこそ
人は全く老いて、神の憐れみを乞うる他はなくなる。



サミュエル・ウルマンのいうところの「青春」の状態で、生涯過ごせ
る人は、本当に幸せものだと思う。しかし残念なことに、精神年齢は
成長せず実年齢と心持だけ老け込んでいく人が、どれほど多いことか。

信念も自信も希望も持てないまま様々なことに疑惑を持ち、日々恐怖
と失望の連続という人生は、なんと虚しく悲しいものだろう。

サミュエル・ウルマンが「青春」と記したものは、言い換えれば「生
きていると実感できる時」なのかもしれない。

私自身、最近、急に体のあちこちにガタがきている。体の不具合にた
め息が出ることも増えてきたが、希望や情熱は持ち続けていると言い
切れる。

サミュエル・ウルマンの言葉で、私は益々人生が楽しくなってきた。

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【2】◇◆只今、受付中!◆◇ 
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     天と大地に感謝する旅 スペシャル 

       ー幸せの国で祈りの巡礼旅ー 
      
         < 『TENのブータンツアー2017』 

   2017年9月10日(日)〜9月17日(日) 

            幸福な8日間 
   〜ヒマラヤ山脈を越えて神々の国、ネパールも訪問〜 
            
           ◇旅行代金◇ 
        385、000円 ( 成田発着 )   
       (※空港諸税等は別料金になりま) 
      
       募集定員10名(最低催行人員6名) 

     全行程交通費(ブータン国内は専用車)宿泊代 
     日本語ガイド、 
     夕朝食付き(ブータン滞在中は更に昼食付き) 


       http://www.office-ten.net/bhutan/2017t.html

世界一幸せな国と呼ばれるブータン。 

ヒマラヤの麓にある小さな国ですが、 
豊かな大自然と、素朴で心優しい人々が暮らす 
魅力に満ちた国です。 

ブータンという国の理念と私たちTENの理念が 
近いこともあり、これまでもTENのブータンツ 
アーを行ってきました。 

世界で唯一、チベット密教が国教でもあるブータン。 
祈りは、生活の一部でもあるということを 
実感してきた私たちは、今回、よりTENらしい 
ブータンツアーを企画しました。 

現地の文化や生活、そして信仰を体感しながら 
参加者、一人一人が 
世界の平和や自分も他人も含めての真の幸せを。 
ご先祖供養や、行きとし生けるもの全ての命を尊び 
祈りを捧げながら巡る特別な旅です。 

特に滞在日、お坊さまと一緒に祈りの仏塔作りをしたり 
聖地、タクツァン僧院に行く道中、祈りの仏塔を 
ブータンの大地へ奉納したり 
寺院での夜の法要で音曼荼羅曼に触れさせてもらったり…と 
チベット密教を体感できる時間が沢山あります。 

懐かしさを感じる田園風景や、人々のはにかんだ笑顔と共に 
どうぞ、大切な思い出として心に刻んでください。 

更に帰路は、世界一の絶景航路と呼ばれる 
ヒマラヤ山脈越え、ネパール・カトマンズ経由です。 
天候が良ければ、あのエベレストも見ながら 
ブータンとはまた異なる祈りの文化圏で一泊します。 

人にとって真の幸せとは…祈りとは…。 

内なる平和を心に問いかける特別な7日間。 

ぜひ、ご一緒いたしましょう。 


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【3】◇◆富士山一緒に昇りませんか?◆◇ 
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   ◎○◎〜 いにしえからの富士山信仰の道を行く 〜◎○◎ 
           
         《TENの富士登拝 2017》 
      

           < 2017 年 8 月 1 日(火)〜 8 月 4 日(金) 

                     < 43,000円(税別)  

           < ( 3 泊 4 日で参加できない方はご相談ください) 
             2 泊 3 日でも対応可 
        
       募集人員   12 名  最低施行人員  5 名 
                 < (定員になり次第締め切ります) 

  http://www.office-ten.net/j/fuji/tohai/2017t.html
          
 
◎○◎ 〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜 

古来より霊峰として仰がれている富士山。 

江戸時代、富士信仰が広まってからは 「御師」と呼ばれる特別な役割を 
持つ宿坊に泊まり、祓いを受けてから、富士の御山に向かっていました。 

「六根清浄」の掛け声とともに自らを清め、一歩一歩霊峰・富士を登る。 

それが富士登拝とよばれてきたものです。 

私たちは2008年より「 TEN の富士登拝」として、古から変わらぬ富士 
登拝を始めました。 

そして今年からは、一合目から山頂までの登拝を『一合目から五合目』、 
『五合目から山頂』と 分け、それぞれを隔年で行うことにいたしました。

今年の登拝は…富士山頂を目指す登拝です。 

五合目まではバスで上がり、まずは小御岳神社で参拝。そこから八合五尺 
にある富士講の行者ゆかりの山小屋で宿泊し、山頂まで登った後は奥宮で 
の参拝を目指します。 


登拝前後にお世話になるのは御師の家。 
450年以上続く北口本宮浅間神社の神官さんのご自宅です。 

登拝の朝、祈祷殿でお参りし、下山後も御師の家で直会(なおらい)。 

昔ながらの登拝用の装束を身に着け、体も心もリラックスし、清らかな 
状態でゆっくり富士の御山と向き合うことができるTENの富士登拝。 

一緒に富士の御山に登ってみたいと思われている方、ぜひご一緒しませ 
んか? 
     

◆ ツアー代金に含まれるもの 
東京〜富士山 往復交通費/富士登拝代/特別ガイド代 
御師の家・山小屋 宿泊代/朝・夕食代/保険代 

◆ ツアー代金に含まれないもの 
 昼食代/各神社での初穂料/焼印・ご朱印代 

お申込みの方に、別途、装束についてご案内いたします。 
(行衣・金剛杖など) 
以前、「 TEN の富士登拝」に参加された方は、 
前回と同じものを今回もご利用ください。 


詳細は… 
http://www.office-ten.net/j/fuji/tohai/2017t.html


◎○◎ 〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜 


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【4】◆◇募集中◆◇ 
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● 太古からの祈りの場で、鎮魂神事のお手伝いご一緒いたしませんか● 
  
       人          
       ̄Y ̄* 
         天河太々神楽講 2017
          『天の川に祈る』☆ 
     < 
   奈良・天河神社七夕祭お手伝いワーク (講元 天川 彩)< 
     平成29年8月27日(日)〜8月29日(火) 
       
      ☆今年の旧暦七夕は8月28日(月)です。 


     http://www.office-ten.net/tatakagura/t-2017.html

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奈良県吉野の山里で、千三百年続いている天河神社。 
年に一度、旧暦七夕に行われる七夕祭は、天河で私たちが自然界、 
そして大宇宙の中で生かされている「命」に感謝をしながら、 
それぞれに繋がる「命」に思いを馳せる大切なご神事です。 

例年、旧暦七夕の夜には、萬霊の御霊供養、先祖供養として、燈篭に 
御光を灯し清流の天の川へ浮かべお流しする神仏習合の行事が行われて 
きました。 

しかし紀伊半島を襲った豪雨による大水害で、天の川流域も被災し状況 
が一変した為、「天の川七夕神事 供養燈花」と称する行事が行われる 
ことになりました。 

これは、供養名を書き記した入れ物に清水を張り 
そこに浮かべられた蝋燭に一晩火を灯すというものです。 
翌朝、採燈護摩の中で護摩木と共に供養燈花もお焚き上げされます。 

ご先祖様の御霊はもとより、すべての人々、森羅万象すべての命の 
御霊供養と世界の平和を祈る天河神社の旧暦七夕祭。 

神社から白作務衣をお借りして七夕祭の前日準備から当日、そして翌日 
の片づけまでの 3 日間、無垢なる状態で、祈りの時間を過ごします。 

特別な場所で、特別な時間、ぜひご一緒いたしましょう 

*:.。..。.:+・゜ ゜゜・*:.。..。.:+・゜ ゜゜・*:.。..。.:+・゜ ゜ 


平成29年8月27日(日)〜8月29日(火) 

■ 参加費 36,000円(税別) 
    2 泊 3 日食事つき < 
 宿泊『本家柿坂』< 

■ 現地集合・現地解散 
お申し込み頂いた方には交通機関などの詳しい資料を送付いたします 


『天河太々神楽講・天の川に祈る』によせて・・・ 

自然の中に神々があるというアニミズム的な考えは、私たちのはるか遠 
く5千年以上も前の縄文時代の祖先たちから、脈々と続いてきました。 
その生命観は、今も日本の神社の中で生きつづけていますが、中でも、 
宗教という枠を越え、国や人種、性別、年齢、全ての枠をも越えて、 
開かれているのが天河神社です。太古からの聖地として空海や世阿弥を 
はじめ多くの先人たちが、自らを見つめる場として、また芸を奉納する 
場として訪れています。 

天河太々神楽講に講元として、皆さんをご案内する役目を賜ってから今 
年で 1 6年目を迎えます。講元とは指導者ではなく、人と大いなる根源 
とのつなぎ役です。私は天川の名を名乗らせていただいているので、 
毎年この七夕祭の折、感謝の意味も込めて講元をさせていただいており 
ます。 

この「天の川に祈る」と題したワークは、自らの中にある「祈り」と 
「願い」を改めて確認し、同時にご神事のお手伝いをさせていただくこ 
とで、無垢なる自分と向き合います。 
お祭り前日の準備や社殿の掃除、御神事当日のお手伝い、そして翌日の 
片づけ終了まで、神社の方々、地元の村の方々と共に過ごす時間は、大 
変貴重な時間となることでしょう。 
本年も天河における七夕祭りの御神事手伝いへ皆様をお繋ぎしようと思 
います。 

ご自身の根源と繋がりたいと思っていらっしゃる方、どうぞお待ちいた 
しております。 
                      講元 天川 彩 

詳しくは… 
http://www.office-ten.net/tatakagura/t-2017.html


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【5】◆◇編集後記◆◇
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先週、ホピツアーへ出発する前日のメルマガで、彩さんが占いをしてい
た時のこと。
私の生まれ月の言葉の最後に「焦らないでね」と付け加えようか彩さん
が考えていた。その前の言葉でも十分伝わると思います。となって、結
局書き加えずに、そのまま無事に配信。

次の日、お店を開けようとしたらドアの目の前に、ゆ〜っくり、の〜ん
びりと歩くカタツムリが。「焦らないでね」のメッセージがこんなに分
かりやすく目の前に現れてくれて少し笑ってしまいました。

10 月生まれの皆さん、焦らなくても大丈夫みたいです(笑。彩さんの次
の占いが更新されるまで、皆さま楽しみに待ちましょうね〜。

                          アキ