2017/06/23━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆ TEN's magazine 第774号 ☆★☆   
  

━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net
こんにちは!天川 彩です。

沖縄は早くも梅雨明けだそうですが、それ以外の地域はこれから本格的
な梅雨ですね。

湿度が高くて少し大変ですが、この梅雨の時期には夏に必要となる水確
保の重要な時期。嫌がらずに梅雨を過ごしたいですね。

さて。
先週、本当に久しぶりに北海道・二風谷へ行ってきました。
アイヌのレラさんの家で夕飯の準備をしたり、まったりお喋りしながら
樹の皮を紡いだり、翌朝には、たまたまカムイノミ(神事)が行われる
というので参列させていただいたり、何ともよい時間を過ごしてきまし
た。レラさんと、二人でゆっくりお喋りしたのは、何年ぶりでしょう。
懐かしい思い出話に花咲かせることが出来て幸せでした。

特に感動したのは、立派に成長したレラさんの息子さんたちに会えたこ
とです。小学生の時から知っている彼らも、もうすっかり好青年。
二風谷を離れ、別の場所のアイヌ博物館で働いていたので、そちらまで
行きましたが、知識や経験を生かして活躍している姿を見て嬉しくなり
ました。

次の世代に引き継がれている文化や叡智。いいですよね〜。

そして、素晴らしい文化や叡智が引き継がれている場所といえば、そう
です。ブータン!!

先々週からずっとインフォメーションしてきましたが…いよいよTEN
のブータンツアー、募集開始です!!


日本の皇室とブータン国王家に、深い縁があるのは、皆さんもご承知の
通りかと思います。直近では眞子さまが行かれたことがニュースになっ
ていましたが、震災の年には、王様ご夫妻が慰問を兼ねて、日本へ新婚
旅行に来てくださったことも嬉しかったですね。また、ブータンの農業
の父と呼ばれた方も日本人。
ブータンの人々が、日本に親近感を感じてくれていることも嬉しいこと
です。

そしてブータンといえば…真っ先に思いつくのが「世界一幸せな国」と
いう言葉ですよね。

ブータンという国の理念とTENの理念に共通点を感じて、これまでも
TENのブータンツアーを数回行ってきました。そしてその度に、幸せ
って、こういうことなんだよな〜と深く感じてきました。

ブータンの人々は、祈りが生活の中にしっかりと根付いています。自分
も他者も、共に幸せであるよう日々祈る人々。そんな思いやりに満ちた
人々の国だから、皆が幸せを感じて暮らしているのでしょうね。

そこで、今回は「幸せの国で祈りの巡礼旅」をテーマにしたTENらし
い、そしてブータンらしいツアーを企画しました。

全行程、日本語堪能なガイドさんが同行してくれます。

行程を少しご紹介すると…

ブータン滞在初日は、まずはブータン民族衣装屋さんや郵便局で自分の
写真で作るオリジナル切手づくりなど観光を楽しみますが、その日の
夜は早速、チベット密教の寺院での法要に参加します。音曼荼羅と呼ば
れる僧侶が奏でる音の世界の中で、静かに祈りの時を過ごしてください。

その翌日からは、素朴な暮らしをしているブータン人の家に皆で2日間
ホームステイ。ブータンに流れているゆったりとした平和な空気を満喫
してください。農業体験などを楽しんだり、家族と一緒に食事を楽しん
だり、お坊さまと一緒に、祈りの仏塔作りもいたします。仏塔は大切な
人やご先祖などの御霊を供養するものです。

完成した仏塔は、翌日、ブータン屈指の聖地、タクツァン僧院へ行く道
中、ブータンの儀礼にのっとり、大地へ祈りを込めて奉納します。

更に、ヒマラヤを仰ぐ場所で、世界の平和を祈りながら、五色の旗ルン
タ(風馬)を結んだり、伝統治療院を訪問したり、ブータンと日本の架
け橋となった、ブータン農業の父、故ダショ―西岡のメモリアルチョル
テン(記念塔)へ行ったり…。

現地でいつもお世話になっている旅行会社さんが、私のリクエストを全て
受け入れてくださり、上手にアレンジしてくださったお陰で、他にはない
素晴らしいブータンツアーが出来上がりました!

幸せの国の人々と共に祈りの巡礼をしながら、平和な時を過ごした後は…
神々の国ネパールへ。

ブータンからネパールへは、世界一の絶景空路と呼ばれているヒマラヤ
越えの飛行機で参ります。天候が良ければ、エベレストも見えますよ!
ブータンとは異なるかたちの祈りの国。
旅の最後も、様々な祈り人たちと出会ってください。

祈りの旅は、内なる自分と向き合う旅であり、至福に包まれた旅。


本当に魅力あふれるブータンですが、ブータンは他の国とは異なるルー
ルが幾つもあります。その一つが誰でも行ける訳ではなく、事前に入国
審査があるということ。そしてブータン行きの航空券が取りにくいとい
うこと。等々…。

そこでブータンツアーは募集期間が通常のツアーより短いのです。

受付は本日より。締め切りは7月15日まで。


詳細は本文及びHPでご覧ください。

今週は、祈りの巡礼旅 ブータンツアーのページを作り上げているうち
に朝になってしまいました。コラムはお休みさせてください。

そのかわり、よろしければ、是非、ブータンツアーのHPご覧になって
みてください♪本当に素敵なページですよ!

http://www.office-ten.net/bhutan/2017t.html

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
……………………………………………………………………………………
1・募集開始です!=======「TENのブータンツアー2017」
2・TEN’s占い==========今週は「タロットカード占い」
3・富士山一緒に昇りませんか?===「TENの富士登拝 2017」
4・募集中!====「天河太々神楽講 旧暦七夕祭のお手伝いワーク」
5・編集後記=====================「あとがき」
……………………………………………………………………………………
【1】◇募集開始です!!◆◇
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      天と大地に感謝する旅 スペシャル

       ー幸せの国で祈りの巡礼旅ー
     
           『TENのブータンツアー2017』

    2017年9月10日(日)〜9月17日(日)

             幸福な8日間
   〜ヒマラヤ山脈を越えて神々の国、ネパールも訪問〜
           
           ◇旅行代金◇
        385、000円(成田発着) 
       (※空港諸税等は別料金になりま)
     
       募集定員10名(最低催行人員6名)

     全行程交通費(ブータン国内は専用車)宿泊代
     日本語ガイド、
     夕朝食付き(ブータン滞在中は更に昼食付き)


      http://www.office-ten.net/bhutan/2017t.html

世界一幸せな国と呼ばれるブータン。

ヒマラヤの麓にある小さな国ですが、
豊かな大自然と、素朴で心優しい人々が暮らす
魅力に満ちた国です。

ブータンという国の理念と私たちTENの理念が
近いこともあり、これまでもTENのブータンツ
アーを行ってきました。

世界で唯一、チベット密教が国教でもあるブータン。
祈りは、生活の一部でもあるということを
実感してきた私たちは、今回、よりTENらしい
ブータンツアーを企画しました。

現地の文化や生活、そして信仰を体感しながら
参加者、一人一人が
世界の平和や自分も他人も含めての真の幸せを。
ご先祖供養や、行きとし生けるもの全ての命を尊び
祈りを捧げながら巡る特別な旅です。

特に滞在日、お坊さまと一緒に祈りの仏塔作りをしたり
聖地、タクツァン僧院に行く道中、祈りの仏塔を
ブータンの大地へ奉納したり
寺院での夜の法要で音曼荼羅曼に触れさせてもらったり…と
チベット密教を体感できる時間が沢山あります。

懐かしさを感じる田園風景や、人々のはにかんだ笑顔と共に
どうぞ、大切な思い出として心に刻んでください。

更に帰路は、世界一の絶景航路と呼ばれる
ヒマラヤ山脈越え、ネパール・カトマンズ経由です。
天候が良ければ、あのエベレストも見ながら
ブータンとはまた異なる祈りの文化圏で一泊します。

人にとって真の幸せとは…祈りとは…。

内なる平和を心に問いかける特別な7日間。

ぜひ、ご一緒いたしましょう。


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【2】◆◇TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、
気楽に読んでくださいね。

今週は[タロットカード]で一週間の運勢を占ってみました。

2017年06月24日(土)〜06月30日(金)

<1月生まれ>
今までの努力が報われる一週間となりそうです。今こそ結果を見せる時。
自信を持って対応してね。

<2月生まれ>
視野が狭くなっているかもしれません。利己的に動くのではなく全体に
とってどうするのが一番か、いつも以上に考える必要がありそうですよ。

<3月生まれ>
想像していたような成果が表れないかもしれません。一つ一つに丁寧な
応対を心掛けていたか、今一度思い出してみてね。

<4月生まれ>
理想と現実にギャップがあるかもしれません。見せかけに意識を向けず、
中身が整っているかを、よく検証してみてね。

<5月生まれ>
備えあれば憂いなし。今週は、どんなアクシデントにも平常心で向き合
えるよう、予め心の準備をしていた方が良さそうですよ。

<6月生まれ>
あなた自身の状況に満足できる一週間となりそうです。また、奉仕の精
神も強くなっているので、世の為人の為に、いつも以上に取り組んでみ
てね。

<7月生まれ>
目の前にチャンスがやって来ているのに、最後の一歩を出さないままで
現状維持のままではありませんか。今週は、次に踏み出す勇気を。

<8月生まれ>
次々とアイデアが生まれてきそうです。ただし、それを現実に変えるに
は、もう少しプランを練る必要がありそうです。

<9月生まれ>
答えは分かっているのに実行せず、愚痴ばかりを口にしていませんか。
今週は、あなたの考え方を根本から変える必要があるかもしれません。


<10月生まれ>
縁の下の力持ちになる一週間となりそうです。あなたの丁寧な人との接
し方は、やがて次なるステップに繋がっていくはずですよ。

<11月生まれ>
ラッキーチャンスがやって来ました。あなたの思ったタイミングで物事
を実行すると、予想以上の良い結果に繋がりそうです。

<12月生まれ>
代り映えしない日常がつまらなくなり、表面的に多くの人と接してはい
ませんか。今週は、あとで後悔しないよう、しっかり考えて付き合う人
を吟味してね。


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【3】◇◆富士山一緒に昇りませんか?◆◇
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   ◎○◎〜 いにしえからの富士山信仰の道を行く 〜◎○◎
          
         《TENの富士登拝 2017》
     

            2017年 8月1日(火)〜 8月4日(金)

                      43,000円(税別) 

            (3泊4日で参加できない方はご相談ください)
            2泊3日でも対応可
       
       募集人員  12名  最低施行人員 5名
                   (定員になり次第締め切ります)

 http://www.office-ten.net/j/fuji/tohai/2017t.html
         
  
◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜

古来より霊峰として仰がれている富士山。

江戸時代、富士信仰が広まってからは 「御師」と呼ばれる特別な役割を
持つ宿坊に泊まり、祓いを受けてから、富士の御山に向かっていました。

「六根清浄」の掛け声とともに自らを清め、一歩一歩霊峰・富士を登る。

それが富士登拝とよばれてきたものです。

私たちは2008年より「TENの富士登拝」として、古から変わらぬ富士
登拝を始めました。

そして今年からは、一合目から山頂までの登拝を『一合目から五合目』、
『五合目から山頂』と  分け、それぞれを隔年で行うことにいたしました。

今年の登拝は…富士山頂を目指す登拝です。

五合目まではバスで上がり、まずは小御岳神社で参拝。そこから八合五尺
にある富士講の行者ゆかりの山小屋で宿泊し、山頂まで登った後は奥宮で
の参拝を目指します。


登拝前後にお世話になるのは御師の家。
450年以上続く北口本宮浅間神社の神官さんのご自宅です。

登拝の朝、祈祷殿でお参りし、下山後も御師の家で直会(なおらい)。

昔ながらの登拝用の装束を身に着け、体も心もリラックスし、清らかな
状態でゆっくり富士の御山と向き合うことができるTENの富士登拝。

一緒に富士の御山に登ってみたいと思われている方、ぜひご一緒しませ
んか?
    

◆ツアー代金に含まれるもの
・東京〜富士山 往復交通費/富士登拝代/特別ガイド代
・御師の家・山小屋 宿泊代/朝・夕食代/保険代

◆ツアー代金に含まれないもの
 昼食代/各神社での初穂料/焼印・ご朱印代

お申込みの方に、別途、装束についてご案内いたします。
(行衣・金剛杖など)
以前、「TENの富士登拝」に参加された方は、
前回と同じものを今回もご利用ください。


 詳細は…
 http://www.office-ten.net/j/fuji/tohai/2017t.html


◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜◎○◎〜


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【4】◆◇募集中◆◇
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●太古からの祈りの場で、鎮魂神事のお手伝いご一緒いたしませんか●
 
       人         
       ̄Y ̄*
         天河太々神楽講2017
          『天の川に祈る』☆
      
   奈良・天河神社七夕祭 お手伝いワーク (講元 天川 彩)
      平成29年8月27日(日)〜8月29日(火)
       
      ☆今年の旧暦七夕は8月28日(月)です。


    http://www.office-ten.net/tatakagura/t-2017.html

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奈良県吉野の山里で、千三百年続いている天河神社。
年に一度、旧暦七夕に行われる七夕祭は、天河で私たちが自然界、
そして大宇宙の中で生かされている「命」に感謝をしながら、
それぞれに繋がる「命」に思いを馳せる大切なご神事です。

例年、旧暦七夕の夜には、萬霊の御霊供養、先祖供養として、燈篭に
御光を灯し清流の天の川へ浮かべお流しする神仏習合の行事が行われて
きました。

しかし紀伊半島を襲った豪雨による大水害で、天の川流域も被災し状況
が一変した為、「天の川七夕神事 供養燈花」と称する行事が行われる
ことになりました。

これは、供養名を書き記した入れ物に清水を張り
そこに浮かべられた蝋燭に一晩火を灯すというものです。
翌朝、採燈護摩の中で護摩木と共に供養燈花もお焚き上げされます。

ご先祖様の御霊はもとより、すべての人々、森羅万象すべての命の
御霊供養と世界の平和を祈る天河神社の旧暦七夕祭。

神社から白作務衣をお借りして七夕祭の前日準備から当日、そして翌日
の片づけまでの3日間、無垢なる状態で、祈りの時間を過ごします。

特別な場所で、特別な時間、ぜひご一緒いたしましょう

*:.。..。.:+・゜ ゜゜・*:.。..。.:+・゜ ゜゜・*:.。..。.:+・゜ ゜


平成29年8月27日(日)〜8月29日(火)

■参加費 36,000円(税別)
   2泊3日 食事つき 
 宿泊『本家 柿坂』

■現地集合・現地解散
お申し込み頂いた方には交通機関などの詳しい資料を送付いたします


『天河太々神楽講・天の川に祈る』によせて・・・

自然の中に神々があるというアニミズム的な考えは、私たちのはるか遠
く5千年以上も前の縄文時代の祖先たちから、脈々と続いてきました。
その生命観は、今も日本の神社の中で生きつづけていますが、中でも、
宗教という枠を越え、国や人種、性別、年齢、全ての枠をも越えて、
開かれているのが天河神社です。太古からの聖地として空海や世阿弥を
はじめ多くの先人たちが、自らを見つめる場として、また芸を奉納する
場として訪れています。

天河太々神楽講に講元として、皆さんをご案内する役目を賜ってから今
年で16年目を迎えます。講元とは指導者ではなく、人と大いなる根源
とのつなぎ役です。私は天川の名を名乗らせていただいているので、
毎年この七夕祭の折、感謝の意味も込めて講元をさせていただいており
ます。

この「天の川に祈る」と題したワークは、自らの中にある「祈り」と
「願い」を改めて確認し、同時にご神事のお手伝いをさせていただくこ
とで、無垢なる自分と向き合います。
お祭り前日の準備や社殿の掃除、御神事当日のお手伝い、そして翌日の
片づけ終了まで、神社の方々、地元の村の方々と共に過ごす時間は、大
変貴重な時間となることでしょう。
本年も天河における七夕祭りの御神事手伝いへ皆様をお繋ぎしようと思
います。

ご自身の根源と繋がりたいと思っていらっしゃる方、どうぞお待ちいた
しております。
                      講元 天川 彩

詳しくは…
http://www.office-ten.net/tatakagura/t-2017.html


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【5】◆◇編集後記◆◇
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先週、友人の大人婚、結婚式に参列しました。
還暦過ぎた男性と、間もなく50歳を迎える女性。紆余曲折ありながらも、
二人で障害を乗り越え、地元の神社で挙式をあげ、玉串奉奠したお二人
の後姿に、感動しました。そしてもっと感動したのが、年老いたご両親
や妹さんの、嬉しそうな満面の笑顔です。
やっぱり結婚式というものは、周囲の人々も幸せにするチカラがありま
すね。
                       aya