2016/05/13━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆ TEN's magazine 第718号  ☆★☆   
  

━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net
こんにちは!天川 彩です。

今年は、凄い勢いで何かが動いているようで…2月のボリビアから息つ
ぐ暇もなし、という感じでした。GWが終わるまで、と思いながら走り
続けてきたので、ようやく一段落です。

メルマガも代理号だったり、ショートバージョンだったりと通常とは異
なるものでお届けしてきましたが、今週からようやく慣れ親しんだかた
ちでお届けできます。それにしても不思議なもので、こうして皆さんの
ことを思いながらメルマガを書いていると、気持ちがスーッと落ち着き
ます。

実は、私が主に使っていた会社のパソコンが今年に入り調子が悪くなっ
てはいたのですが、Hopiから戻ってきたらご臨終という状態になってい
ました。中に入っていたデータ(特に膨大な写真と保存文章)も救い出
せないかも…という状況で、半ば諦めかけていたのですが…。持つべき
ものは頼りになる優しい夫です(笑)。ゴールデンウィークの期間中、
私がTEN’sショップとHopiショップ、そして5夜連続のイベント、
ゴールデンセレクトと、TENの仲間たちと奮闘している間に、新たな
パソコンを作り、さらには以前のハードディスクに入っていたデータも
数日かけて救い出してくれたのです。

今日のメルマガは、そんな真新しくなったパソコンで書いています。

そうそう。TENのスタッフ浅井(キョウちゃん)の熊本県益城町にあ
る、お祖母ちゃんの家が熊本地震で全壊し、伯母さんが避難生活を続け
ていることは、何度かお伝えした通りで今も変わりありません。

これまでもTENでは、どこかで大災害が発生した時は、私たちにでき
る範囲ではありますが、このメルマガを通し、皆さんと共に被災地支援
を行ってきました。ただ、今回は身内に被災者が出た、ということで、
たった一人、浅井の伯母さんの為に、募金活動を行っています。

GWから始めた様々なチャリティ募金の合計金額は、5月12日現在、
163、457円となりました。
本当にどうもありがとうございます。引き続き、ネットショップでは、
緊急チャリティ販売を行っています。

お買い上げいただきました売り上げの一部を義援金とします。
5月20日には最終集計をして、これまでの募金分にプラスした総額を浅
井に託し、今月23日から熊本に帰る本人の手で現地に届けてもらうこと
にしました。

http://www.office-ten.net/antena-shop/f.html


引き続き、皆様のご協力のほど、よろしくお願いいたします。

さてさて。
GWが終わり、TENも夏に向けて動いていますよ〜!

既にGWのイベントで第一報をお知らせし、それぞれHPでも募集を開
始していますが、7月下旬には「HOPIツアー」、8月上旬には「TENの
富士登拝」と「旧暦七夕の天河太々神楽講」。そして8月下旬に「TE
Nのブータンツアー」を行います。

中でも、ブータンは今年、日本の国交30周年という記念の年ということ
もあり、日本とブータンを繋ぐ、様々な催しや取り組みが行われている
真っ最中です。特に現地の航空券が日本人に限り、割引になるというサ
ービスは有り難い限りで…これまでずっと行ってみたいと思いながら、
高額になるので躊躇していた中央ブータンの「ブムタン」へ、今回、こ
の恩恵でツアーを組むことが出来ました!

ブムタンは最もブータンらしい風土や文化が根付いている場所といわれ
ています。美しい織物を手掛ける地域でもあり、素朴な国ブータンの中
でも、特に素朴な地域と聞き、ここでブータン人家族の民家に一泊させ
ていただくことにしました。それも年に一度の「松茸祭り」の時期に!

なんと松茸が食べ放題。そして日本でも体験することが難しい(少なく
とも私はしたことがありません)松茸狩りも出来るというので、ワクワ
クですね。

それならば…と様々な体験プログラムも加えてもらいました。もちろん
世界で唯一のチベット密教国ですので、沢山のお寺や可愛らしい小坊主
さんたちの学校にも訪問しますよ。また、お坊さんたちによる舞踊を見
せてもらったり、ブータンの美しい民族衣装に身を包んでみたり、ブー
タンのちょっぴり辛い伝統料理やコクのあるバター茶(私は大好きです)
にもぜひ挑戦してみてくださいね。

人々の心はどこまでも優しく美しく、はにかんだ笑顔が印象的で…私は
ブータンに行くたびに、いつもなぜか懐かしく幸せな気持ちになります。

ブータンは、HOPIの大地と同様に、きっと何かに守られた特別な場
所なのだと思います。だからこそ、TENの旅で皆さんをご案内したい
のです。

ただ、以前にもお伝えしましたが、ブータンは他の国とは違い、特殊な
ブータン事情(数少ない航空券を確保しつつ、同時にビザ申請をしなけ
ればならない)があり、受付期間が極端に限られてしまうのです。

今年の夏、一生の記憶に残る旅を、と考えている方、ぜひブータンへご
一緒しませんか??

今日のコラムは、そんなブータンと熊野(日本)の共通のシンボルでも
ある霊鳥カラス、レイヴンの話を書きました。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様============「レイヴンとワタシ」
2・TEN’s占い============今週は「タロット占い」
3・募集中!!============「TENのブータンツアー」
4・編集後記====================「あとがき」
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【1】◆◇ コラム「風の文様」◆◇
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■「レイヴンとワタシ」

日本でカラスといえば、真黒で大きいうえに残飯をあさったり、時に人
間や他の動物を襲ってきたりすることから、とかく嫌われ気味である。

ただ、カラスと一言でいっても正確には世界中に何種類ものカラスがい
て、日本にも何種類かのカラスが生息し、悪さするカラスばかりではな
い。

一般的に大別すると、カラスは日本ではハシブトガラスやハシホソガラ
スと呼ばれ英語では「クロウ」と呼ばれる種と、日本ではワタリガラス
とされ英語では「レイヴン」と呼ばれる二種に分けられる。

いわゆる害鳥とされているのが「クロウ」だ。頭が良いため人の顔も覚
え、一度、攻撃対象と決めたら何度も襲ってくる。特に子育て期は気を
つけなければならないようで、以前、巣から落ちた雛を救おうと手を差
し伸べた人が、次の瞬間、頭を何度も攻撃されているのを目の前で見た
ことがある。

一方、「クロウ」よりはるかに体の大きな「レイヴン」は、害鳥どころ
か世界各地で神の使い、霊鳥として認識されている。

日本では、初代天皇、神武天皇が東征した折、その導き役として熊野で
登場するのが「ヤタガラス」である。ヤタとは巨大な大きさを表してい
るので「レイヴン」と考えて間違いないだろう。ただし「ヤタガラス」
は足が三本ある。ゆえに伝説上のカラスでもある。日本サッカーのシン
ボルマークにも使われていることから、近年、広く知られるようになっ
た。そもそも三本足のカラスは中国の神話に登場する太陽の化身と考え
られた鳥で、この三本足というのも、大陸から影響を受けたのではない
かと考えられている。

真相のほどはわからないが、「レイヴン」いわゆる「ワタリガラス」は
世界各地で特別な鳥として扱われている。

例えば、南東アラスカのクリンギット族には「ワタリガラスの神話」が
残り、ロンドンでは「ワタリガラス」はアーサー王の生まれ変わりと考
えられ、今も特別な鳥として扱われている。旧約聖書のノアの箱舟の神
話の中では、ノアが水が引いたか確かめるために「ワタリガラス」を放
ったと書かれている。

そしてブータンでは、「レイヴン」は国を守護する守護神の化身と考え
られていることから国鳥に指定され、王様の冠の先端にも「レイヴン」
がついている。

なぜ、古今東西、そんなにも「レイヴン」が特別な鳥として登場するの
かはわからない。しかし、かつて私もアラスカやアリゾナ、そしてオホ
ーツクで何度かワタリガラス(レイヴン)を見たことがあるが、ワシや
タカを見た時以上になぜか神聖な気持ちになった。

それは、これらの神話などに由来してそう感じているというより、私自
身が「レイヴン」にある種のシンパシーを感じているからなのかもしれ
ない。

かつてブータンで、お坊さんに占いをしてもらったことがある。

ブータンでは、占いは一般人ができるものではなく、お坊さんの聖なる
仕事の一つである。この時の占いは、仏舞踊の折に使うという古い面の
前に置かれた三個のサイコロを使ったサイコロ占いだった。
聞くと150年以上使われ続けてきたものだという。
なんとも霊験高らかなサイコロをドキドキしながら持ち転がしたところ、

「あなたの人生は、霊鳥レイヴンに見守られている。これまでも、これ
からもあなたの案内役となって現れるので、安心して大いに動きなさい」
と言ってもらえたのだ。

思えば、オフィスTENのはじまりから南東アラスカのワタリガラスの
神話と関わり、その後、熊野のヤタガラスと深く縁ができた。そして国
の守護神の化身がレイヴンだというブータンとも縁ができた。

ホピでは、カラス姿の女性が神事のときに聖なる粉(ホワイトコーンミル)
を清めとして使うのだが、クロウマザーとも、レイヴンカチーナとも呼ば
れている。

俗の感覚から離れ、神聖なる何かに関わるとき、必ず私の前にレイヴンが
現れる。

レイヴンがブータンに呼んでいるのだろうか。

この夏、縁ある人をブータンに繋ぎたいと思っている。

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【2】◆◇TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、
 気楽に読んでくださいね。

今週は[タロットカード]で一週間の運勢を占ってみました。

2016年5月14日(土)〜5月20日(金)

<1月生まれ>
対人関係に不安を抱いていませんか。でも、心を開いて周りを見渡して
みてください。必ずあなたのことを大切に思ってくれている人がいるは
ずですよ。今週は積極的に行動を起こすと、良い結果に繋がりそうです。

<2月生まれ>
直観力が冴えています。ピン!と来たことには迷わず動いてみてね。き
っと、想像以上に良い結果が得られそうですよ。

<3月生まれ>
想像を膨らませるだけで、実行が伴わない状態ではありませんか。今週
あなたに必要なことは、現実に帰る力です。まずは動いてみてね。

<4月生まれ>
自分が欲しいものの為に貪欲になり過ぎていませんか。今週は周囲との
バランスを考え、また、もう少し視野を広げて状況判断をしてみてね。

<5月生まれ>
突然、思いも寄らない出来事が起こるかもしれません。でも、柔軟に対
応できる心のやわらかさを持っていれば心配することはありません。
また、そんな時には新たな出会いのチャンスも訪れそうです。ピンチを
チャンスに切り替えてね。

<6月生まれ>
今週は種まきに適した一週間となりそうです。これから先のあなたの未
来の為に、良い種を撒き、水も忘れずに与えてね。

<7月生まれ>
人の輪の中に入ると運気が巡ってきそうな一週間です。あなたのコミュ
ニケーション能力が試されそうなので、まずは笑顔を心がけてね。

<8月生まれ>
地道な努力を重ねるよりも、少しでも楽をしたいと考えてはいませんか。
良い結果は、その過程から始まっていることを忘れないでね。

<9月生まれ>
穏やかで、平穏な日々が続きそうです。でも、それに慣れすぎて、熱意
や積極性を忘れてはいませんか。今週は、あなた自身が奮起することを
思い出してね。

<10月生まれ>
あなた自身に変化の時がやって来ています。新しいものとの出会いや、
望んでいたことが叶うなど幸福感に包まれそうですよ。素直に喜んでね。

<11月生まれ>
ちょっとしたきっかけから、チャンスを掴めるかもしれません。今週は
強引に進まなくても、自然と良い流れがやって来そうですよ。

<12月生まれ>
あなた自身がやらなければならないことを全うした時、それに見合った
ものがあなたの手の中に入ってきます。まずは、目の前にあることを一
つずつ片付けて行ってね。

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【3】◆◇大募集中!!◆◇
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           天と大地に感謝する旅 walk42

        『TENのブータンツアー 2016』

        ─中央・ブータン 聖域ブムタンへ─

       ◆----------------------------------◆


 〜ヒマラヤの麓で生きる、世界一幸せな人々のところへいく旅〜


     2016年8月20日(土)〜8月27日(土)

            幸福な8日間

       ◇旅行代金◇ 348,000円(東京発着)

 
 ★☆お申込み後、指定期日までにお手続きを完了された方に限り☆★

         燃油サーチャージ無料! 

       (※空港諸税は別料金になります)    

       募集定員10名(最低催行人員5名)


      http://www.office-ten.net/bhutan/2016t.html


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ヒマラヤの麓にある小さな国、ブータン。
そこには、世界一幸福な人々が暮らしています。
どこか懐かしさを感じる牧歌的風景や、人々のはにかんだ優しい笑顔、
そして、篤い信仰心に基づいた日々の営み…。

ブータンは、私たちがどこかに置き忘れてきてしまった
「大切な何か」が今もしっかりと残っています。

そんなブータンの豊かな精神性や大自然に触れ、
今回は、楽しい文化や素朴な生活にも深く接してもらおうと、
「体験型・ブータンツアー」を企画いたしました。


特記すべきは、ブータンの桃源郷とも言われている
中央ブータン・ブムタンまで足を伸ばして、
年に一度開催される『松茸祭』に行くことです。
松茸を食べたり伝統舞踊を見学したりするだけではなく、
日本では体験することすら難しい「松茸狩り体験」もしていた
だきますよ。

また、ブータンの「民族衣装を着る体験」や、
ブータン流「蕎麦打ち体験」、ブータン人のお宅に
「ホームステイ体験」も組み込みました。
勿論、チベット密教国ブータンならではの、
お寺訪問や可愛らしいお坊さんたちの学校訪問もいたします。

大自然の中で、生きとし生けるもの全ての為に祈る
ブータンの人々。そんな人々に触れなから、
幸せの国・ブータンを体感していただきたいと思っています。

TENで巡る旅だから、特別な時間がきっと待っているはずです。

ぜひ、この夏、ブータンへご一緒いたしませんか?

http://www.office-ten.net/bhutan/2016t.html

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【4】◆◇編集後記◆◇
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演出家の蜷川幸雄さんがお亡くなりになられましたね。
脚本を勉強していた頃、一度だけお目にかかったことがあります。優し
い笑顔で接してくださった日のことを今でもハッキリ覚えています。
でも本音を言えば、怒鳴られてでも一緒にお仕事がしてみたかったです。
一つの時代が終わった寂しさがありますが、素晴らしい作品と共に、素
晴らしい俳優陣もこの世に残された功績は計り知れません。

心よりご冥福をお祈りいたします。
                        aya