2016/02/05━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆ TEN's magazine 第704号  ☆★☆   
  

━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net
こんにちは!天川 彩です。

一昨日は節分、昨日は立春。暦の上では春ですね。
そう思うからなのか、ここ数日近所を歩いていると梅の香りがほのかに
漂って来るのを感じます。
まだまだ寒い日は続くでしょうが、少しずつ確実に春の色が濃くなるの
が嬉しいです。

そして季節と同じように、人も時代も移り変わるのだと思うことが、こ
こしばらく続いています。
かつてTENでも講演会を企画させていただいたり、ツアーとしても訪
問させていただいた、青森の森のイスキアの佐藤初女さんが今週のはじ
め天に召されました。92歳でした。

いろいろな思い出をいただきました。何度かおむすびも結んでいただき
ましたが、初女さんからいただいたもので、特に記憶に残っているもの
が言葉です。「私は『面倒くさい』という言葉が大嫌いなの」とおっし
ゃっていましたが、その言葉の裏に、どんなことにも丁寧に真心こめる、
という初女さんの精神の強さを感じました。

私も出来る限りその精神を少しでも受け継いで、どんなことにも丁寧に、
真心込めた生き方を目指していきたいと思います。

さてさて…。先週、予告いたしましたように、今年は熊野ツアーを行い
ますヨ!今日から募集開始です!

ツアーのタイトルは「春爛漫! 熊野スペシャルツアー」です。

何がスペシャルかって?
それは、熊野に通いつめてきた私が、これぞ熊野!と思えるような王道
のプランをたてた内容というだけではなく…今回初めて「熊野本宮大社
の例大祭」の日にあわせツアーを組んだからです!
これまで10年以上、欠かすことなく例大祭に参列させていただいていま
すが、今年は皆さんと一緒にあの素晴らしい空間にいたいと思いました。
また、これまた皆さんをご案内するのは初めてとなる尾鷲にも行くこと
にしましたよ。
勿論、熊野三山や熊野信仰発生の地などもご案内します。更に、伊勢路
の美しい熊野古道も少し歩くことにしました。
今回の旅では蘇りの温として有名な日本最古の温泉宿や、部屋の窓から
オーシャンビューが見える宿に泊まります。熊野の山の幸や海の幸もた
っぷり召し上がってください。とにかく本当に魅力満載の熊野ツアーと
なりました!

詳しくは本文及びHPに書いていますので、ぜひぜひチェックしてみて
くださいね〜!

なお、本ツアーは限定10名限りの募集です。「!」と思った方はお早め
に〜!

今週のコラムは「玉串を奉奠すること」です。


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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の紋様===========「玉串を奉奠すること」
2・TEN占い==========今週は「メディスンカード占い」
3・募集開始=========「春爛漫!熊野 スペシャルツアー」
4・編集後記====================「あとがき」
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【1】◆◇コラム・風の紋様◆◇
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■「玉串を奉奠すること」


神社で正式に参拝をすると、大抵の場合玉串奉奠(たまぐし ほうてん)
を行なうことになる。この際、玉串として使用するのは榊(さかき)が
一般的だ。

榊は神社では勿論のこと、家庭でも神棚に添える植物としても使用され
ている。ツバキ科の常緑樹で温暖な山中にも自生している木だが、そも
そも何故、この植物が神に通ずる木となったのか。

それは、日本神話から始まっている。

スサノオの暴挙に胸を痛めたアマテラスが、天岩戸に籠もられてしまっ
た際、八百万の神々が天安河原で相談し、天岩戸の前に祈りが通じるよ
う榊の木を立てて、そこに霊力の強い勾玉や鏡を取り付けたことでアマ
テラスの出御を仰いだという。
結局は、アメノウズメの躍りに賑う外の様子が気になり隙間を空けた瞬
間、タジカラヲによって岩戸が開かれるのだが、神代の時代から祈りが
通ずる木とされているのだ。
しかし一説によると榊という文字は後から付けられたもので、その樹木
そのものは人と神々の境にある木から「サカキ」と呼ばれていたともい
われている。

それでは、なぜ榊を玉串と呼ぶのか。
それも諸説あるようだが、ある神社の神主さんは「魂(たま)の串(く
し)」だからではないか、と推察していた。
人間の魂と神とを一つに結ぶ為の串。人の魂が真に祈りを捧げ、神がそ
の祈りを受け取り一つに結ぶ為の串ではないか、というのだ。

神の拠所となるものに、神籬(ひもろぎ)というものがある。神社や神
棚以外の場所で祭を行う際、臨時に神を迎えるための依り代となるもの
のことをいう。古代から神は木や岩などに宿るものと考えられてきた。
今でも神を招くために一定の場所を囲い榊を垂直に立てて神の依り代と
するのが神籬である。

玉串は、受け取った後神前で軽く掲げ、垂直に立てて祈った後、枝を己
のほうから神へと差し出すという作法で行なう。

この垂直に立てて祈るとき、玉串を持つ人は、まさに神籬の状態となる
のではないだろうか。

そして奉奠というのは、謹んで供えるという意味から、神籬となった状
態から玉串を手放し、神にその祈りを聞き届けて頂く為に行なうものだ。

玉串を奉奠するということは、祈り人の魂を神に供える行為といえるの
だろう。

いつか神社で改めて玉串奉奠する機会に、己が神籬の状態(神の依り代)
になっていると思ってみて欲しい。きっと畏れ多くも有難い気持ちにな
ることだろう。


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【2】◆◇TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、
 気楽に読んでくださいね。

[タロットカード]で一週間の運勢を占ってみました。

 2016年2月6日(土)〜2月12日(金)

<1月生まれ>
次の行動をしなければならないのに、なかなか気持ちが前に進まない状
態ではありませんか。今週はもうひと踏ん張り。早く片付けて、休憩す
る時間を持ってね。

<2月生まれ>
楽しい対人関係が待っていそうです。今週は、新たな仲間との出会いも
ありそうなので、積極的にあなたから動いてみてね。

<3月生まれ>
望むものがあるならば、声に出して言ってみましょう。きっと願いが叶
うはずですよ。

<4月生まれ>
想像力豊かな一週間となりそうです。ただし、自分の言動や行動には責
任を持って、現実的に動いてね。

<5月生まれ>
頭の回転が速くなる一週間です。得意分野を生かすと今週はうんと伸び
そうなので、いつも以上に学んでみてね。

<6月生まれ>
未知への世界へ、不安と迷いがありませんか。今週は、ネガティブな感
情を捨て去って、希望を持って前に進んでね。

<7月生まれ>
新たなプランが次から次と浮かんできそうです。でも、まだ行動に移す
べきタイミングではありません。計画を前に進める為にも、しっかりチ
ェックしてみてね。

<8月生まれ>
つい他人に偉そうにしたり、傲慢な態度を取ってはいませんか。今週あ
なたに必要なキーワードは、謙虚さです。

<9月生まれ>
沸々とやる気が沸き起こる一週間となりそうです。今週は、いつも以上
に実力が発揮できそうなので、思った通り動いてみてね。

<10月生まれ>
人の意見に耳を貸さず、自分勝手に動こうとはしていませんか。今週あ
なたに必要なことは、聞く耳を持つことです。きっと良いアドバイスが
あるはずですよ。

<11月生まれ>
芸術的センスに長けた一週間となりそうです。今週は、感性を磨くこと
に力を注いでみてね。

<12月生まれ>
直観力が働く一週間となりそうです。ただ、その勘を他人への関心に向
けると、残念な結果になるかもしれないので、自分磨きに専念してね。



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【3】◆◇募集開始!!◆◇
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     [ 天 と 大 地 に 感 謝 す る 旅 walk41] 

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      『春 爛 漫! 熊野 スペシャルツアー』
      〜 熊野の大自然と神々に出会う旅 〜
       
       2016年4月14日(木)〜4月17日(日)
             3泊4日
          
     ** 熊野本宮大社  例大祭にも参列**

    名古屋発着 69,000円(税別) [ 朝夕食付き ] 

      《東京発着希望の方は+21000円》

           限定10名
       (今回は少人数の募集です)
         
         最低催行人員  6名

    詳細・行程 お申し込みは…
    http://www.office-ten.net/kumano/2016/t.html
   
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  日本人にとって、古来から聖地とされる熊野。

  その美しさ、奥深さ、楽しさに魅了され、延べ五十回以上、
  熊野に通い続けている天川 彩が、
  満を持して、王道の熊野をご案内するスペシャルなツアーです。
    
  特に今回はTENのツアーとしては初となる
  「熊野本宮大社・例大祭」にあわせて行程を組みました。
      
  この時期の「熊野」は、野に山に、菜の花や桜などが咲き乱れ、
  日本の春を集めたかのような美しさです。
  
  そんな中、行なわれる本宮大社の例大祭では、年に一度だけ
  参列者全員、聖地中の聖地「証誠殿」の御垣内に入ることが
  許されます。熊野の神に直接、玉串奉奠をさせていただける
  悦びを体感してください。

  昼からは、熊野の神を遷した神輿渡御が本宮から旧社地の
  「大斎原」へと向かいます。絵巻物のような行列が「大斎原」に
  到着した後は、神楽奉納や熊野修験者による護摩焚きなどが
  終始和やかな雰囲気の中で執り行われ、熊野の神を寿ぎます。

  勿論、熊野へのご案内ですから「熊野速玉大社」「熊野那智大社」
  「青岸渡寺」といった熊野信仰の中心である熊野三山一寺や、
  熊野信仰の原点ともいえる日本最古の神社「花の窟」、そして
 「獅子岩」や「鬼ヶ城」といった名所へもご案内いたします。

  また今回は、これまたTENの旅としては初のご案内となる
  尾鷲にも参ります。尾鷲は熊野と伊勢の中間にあり、
  熊野古道「伊勢路」の苔むした美しい古道の宝庫です。
  旅の最終日、少し熊野古道を歩く時間も設けました。
  
  更に泊るお宿もこだわりました。
  初日と二日目は、熊野甦りの湯として名高い「湯の峰温泉」の
  百年続く風情あるお宿を選びました。
  三日目の尾鷲の宿は、多賀湾に面した全室オーシャンビューの
  お宿をご用意しましたよ。
  湯の峰では熊野の「山の幸」を、尾鷲では熊野の「海の幸」を
  ご堪能ください。

  旅の間は、熊野のエキスパート天川 彩が、熊野の魅力や歴史、
  文化について、たっぷりお話させていただきます。

  熊野は初めてという方も、熊野へ行ったことがある方も、
  今回の熊野はスペシャルな機会です。

  ぜひ、春爛漫の熊野へご一緒いたしましょう!

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【4】◆◇編集後記◆◇
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2月に入り、いよいよボリビア行きが近づいてきている。
連日のように、現地の旅行会社さんとやり取りを進めているが、今更な
がらにインターネットって凄いな〜としみじみ思う今日この頃。
地球の真反対の場所にいるような人と、瞬時に連絡が取り合えるのだ。
人類はどこまで進化していくのだろうか。

                      aya