2016/01/29━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆ TEN's magazine 第703号  ☆★☆   
  

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こんにちは!天川 彩です。

ここ2〜3日、東京ではポカポカ陽気の日が続き、ようやく寒さから開
放されていましたが、また寒気が戻ってきているようで…今日はダウン
を引っ張り出して着ています。全国的にも今週末、各地で大雪が降りそ
うですよね。どうぞ皆さま暖かくしてお過ごしくださいね。

でも季節は確実に春に向かっており、来週は節分。そしていよいよ立春
となりますね。

私は、いつもこの立春が近づくとワクワクします。

元旦は一年の始まりですが、立春は本格的にその年のエネルギーが動き
始める日。元旦が新たなエンジンをかける日だとしたなら、立春はアク
セルを踏んで車が進み始める日のように感じます。
特に今年は、私の周囲でも様々な動きがあるようで…ドラマでいえば次
のシーンに移り変わるような、そんな感じかもしれません。

ただ、私も周囲の動きを楽しんでいるばかりではなく、私自身もいい風
がやって来た時には、躊躇せず楽しみながらその風に乗って進んでいき
たいと思います。

皆さんも、立春からが本格的な動きのスタートですよ〜。思う存分、有
意義で楽しい時間を過ごしてくださいね。

さてさて。
じゃじゃ〜ん!今年皆さんに、最初にお声掛けするツアーは「春の熊野
ツアー」です。昨年から、そろそろ熊野へ皆さんをご案内したいな〜と
思ってはおりました。ただ、言葉にするのは難しいのですが「!」と来
る、目に見えない風がやって来るのを待っていて…。

そして「!」というタイミングを感じたので、今回、熊野ツアーを企画
し、皆さんにお声を掛けることにしたのです。

具体的なご案内や募集は、来週のメルマガからさせていただきますが、
春爛漫な四月、とって置きの「熊野」へご案内させていただきます!

特に、今回はTENの旅としては初めてのご案内となる熊野本宮大社の
例大祭に参りますヨ。実は、私はもう十年以上、欠かすことなく熊野本
宮大社さんの例大祭に参列させていただいており、その厳かで和やかな
「ザ・日本の祭」という表現がピッタリな美しい神事を、毎年体感し続
けて参りました。

ふと、今年思うところがあり…皆さんにも是非、この美しい熊野の神事
を体感していただきたい!と思い、四月のツアーを組むことにしたので
す。勿論、折角の機会ですから、他にも日本の原郷といわれる熊野らし
い絶景や社寺にもご案内しますヨ!

熊野の旅のナビゲーターは勿論、わたくし、天川 彩がいたしますので
熊野の歴史なども、わかりやすく解説いたします。

来週から募集開始いたしますので、「今年は熊野に行きたい!」と思わ
れている方、ぜひ楽しみにお待ちくださいね!

今日のコラムは、「悲しみよこんにちは」です。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の紋様==========「悲しみよ こんにちは」
2・TEN占い==========今週は「メディスンカード占い」
3・HOPIショップ===「メルマガ読者キャンペーンは明日まで」
4・編集後記====================「あとがき」
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【1】◆◇コラム・風の紋様◆◇
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■「悲しみよ こんにちは」


フランスの作家、フランソワーズ・サガンが18歳で書いた処女作「悲し
みよ こんにちは」という小説がある。

自由気ままな主人公とその父親が繰り広げる恋愛模様と嫉妬。その先に
ある心の空虚感を描いた作品で、自らの怨憎会苦が招いた死によって、
悲しみに付き纏われるという悲惨な物語だ。

誰しも人生の中に、喜びもあれば苦しみや悲しみもある。
しかし、生き方、考え方によって喜びも悲しみも大きく意味が異なって
くる。

この小説の登場人物たちのように、自我の世界に捕らわれていたなら、
人生そのものが味気なく、悲しいものになってしまうかもしれない。

しかし、どんなに深い苦しみや悲しみと対面したとしても、生き方や考
え方が覚醒していたなら、その苦しみや悲しみをも糧にすることが出来
るのだ。


先日、知り合いから、転居のお知らせが届いた。
鎌倉時代から続く由緒ある古刹の近くに引っ越したのだという。その挨
拶文の中に、次のような文面が綴られていた。

ー妻を弔い、又ご縁頂いた人々を思い ここで過ごすひとときは 私の
貴重な一刻であり 又無常の至福の時でもありますー

その方の奥様というのは、私にとってかけがえの無い恩人であり、大切
な友でもあったのだが、旦那様にこのような文面を書いてもらえて、さ
ぞ浄土でも喜んでいるに違いない。

そのハガキの空欄に、ー 「常懐悲感心遂醒悟」この言葉を大切にして 
生きて行きたいと思っております ー
と手書きで書き添えられていた。

私は、恥ずかしながらこの言葉を全く知らなかった。漢字を読み、ある
程度は意味がわかる気がしたが、きちんと理解したいと思い調べてみた。
これは、「常懐悲感 心遂醒悟」(じょうえひかん しんすいしょうご)
と読み『法華経』の中の出てくる言葉だった。

悲しみは取り除くものでも遠ざけるものでもない。心の中に懐くもので
ある。やがて、その悲しみの心に導かれて、悟りの境地にいたるのであ
る。という意味だそうだ。

印字された挨拶文の冒頭には、念願の弥勒浄土を現した美しい池がある
お寺のそばに引っ越したことなど綺麗な文体で綴られていたが、手書き
の「常懐悲感 心遂醒悟」の文字に言葉に言い尽くせないほどの深い悲
しみが伝わってきた。

しかし、同時に「その悲しみをも懐に入れ、一緒に悟りの境地、彼岸ま
で辿り着こう」と目に見えぬ手を取りあっているような、強い夫婦愛の
すがたも感じた。

愛する人との別れほど、辛いものはないだろう。しかし、やがて誰しも
その苦しみと向き合わなければならない日がやって来る。

その時に「常懐悲感 心遂醒悟」の言葉を知っていたなら、それが生き
る糧になるかもしれない。


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【2】◆◇TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、
 気楽に読んでくださいね。

[タロットカード]で一週間の運勢を占ってみました。

 2016年1月30日(土)〜2月5日(金)

<1月生まれ>
あれこれと手を出しすぎて、どれも中途半端な状態になってはいません
か。今週は、同時進行で進めるよりも、一つ一つ集中して片付けていく
方が早く解決していきそうですよ。

<2月生まれ>
目立とう精神が前に出すぎているかもしれません。今週は一歩引いて、
全体を見ながら動いてみましょう。

<3月生まれ>
結論を急ぎすぎて、地に足が着いていない状態になってはいませんか。
今週は、足元をしっかり見ながら、着実に前に進む努力を。

<4月生まれ>
周囲の人と意見が対立して、気持ちもすれ違ってしまうかもしれません
。今週は、相手の気持ちを思いやる心の余裕を持ってね。

<5月生まれ>
今まで見えてこなかったものが、はっきり見えてくるようです。今週は
あなた自身のやるべきことに集中してね。

<6月生まれ>
あなた自身が前面に出るより、人の輪をまとめる役に徹すると運気が向
きます。周囲からの信頼度もアップしそうですよ。

<7月生まれ>
自分の思いに固着し、頑固になってはいませんか。今週あなたに必要な
ことは、柔軟さです。人の意見にもしっかり耳を傾けてね。

<8月生まれ>
人に対して厳しすぎる意見を言ってはいませんか。今週あなたに必要な
ことは、優しい心です。相手の立場に立って話をするよう心がけてね。

<9月生まれ>
未来へ続く扉が目の前にあるのに、開く勇気がなくてグズグズしてはい
ませんか。今週あなたに必要なことは、思い切る勇気です。

<10月生まれ>
無理やり自分を奮い立たせ、前向きになろうと努力してはいませんか。
今週は頑張りすぎず、なるようになるという緩やかさで過ごしてね。

<11月生まれ>
新たな対人関係が始まりそうです。あなたの動き方次第で、大きく未来
に関わってくるかもしれないので、人との付き合いは大切にね。

<12月生まれ>
直感的に思ったことは迷わずやってみてください。きっと、今のあなた
なら、どんな壁も乗り越えられるはずですよ。

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【3】◆◇編集後記◆◇
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冒頭で熊野ツアーの予告を書きましたが、ちょうどタイムリーな話題!
明日1月30日(土)東京で「荒俣宏 熊野を語る 〜ひとは熊野に何を
求めるか〜」という講演会&シンポジウムがあります。やっぱり、今、
熊野が動いているのかもですね〜。当日受付も可という話も聞きました。
興味ある方、ご都合つく方は是非!
http://www.city.tanabe.lg.jp/kankou/
                      aya