☆★☆ TEN's magazine 第1057号 ☆★☆
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こんにちは!天川 彩です。
今日は3月3日。ひな祭りですね。
我が家には昔、両親が買ってくれた7段飾りのお雛様があり、
飾るのが結構大変なのですが、それでも毎年飾り終えると、
やはり華やいだ嬉しい気持ちになりますね。
今日は、早めに帰りささやかながらの、ひな祭りをしたいと
思っています。
さて、今週は熊野の本の改訂版に向けての取材を久しぶりに
行いました。昨年の東北に引き継続き、という感じです。
とは言っても今回は、お店の定休日に日帰りで行ける範囲内
で、ということで…享ちゃんに車を運転してもらい、房総半
島に行ってきました。
ずっとお会いしたいと思っていた、某郷土博物館の学芸員の
方にお話を伺ったり、信仰の歴史の舞台を訪ねたり…やっぱ
り知らないことを知るのは楽しいですね。
取材する時は、いつも自分のアンテナに「!」と響いたとこ
ろに行ってみるのですが、これが結構大変な場所にあること
が多く…。こんなところ車が通れるの?という道を走ったり
車を停めてからも獣道の様な山道を登ったり。
熊か蛇が出るのではないかと、ちょっとドキドキしながら藪
に覆われた山道を登り、熊野神社が現れた時にはホッとしま
した(笑)。
こんなリアル冒険から、お店運営という大冒険まで色々なシ
ーンに付き合ってくれる享ちゃんに、心から感謝です。
カフェやチョコレート屋さん、セレクトショップの運営など
もあるので、取材も少しずつですが、それでも前に進んでい
るのが嬉しいですね♪
さてさて。
私はありがたいことに、沢山の素敵な友人に恵まれていると
いつも思うのですが、芸術・芸能関係で活躍している人も多
く…。これは、私自身がそもそも、その様な業界にいたこと
や、家族がそうした職業についている、ということもあるの
でしょうが、アーティストの友が、また友を紹介してくれて
…という感じで数珠繋ぎ的に広がっており…。ハミングバー
ドカフェが出来てからというもの、その速度はものすごい勢
いなのです。
そんな人と人との繋がりから、また様々なことに発展してい
き、本当に面白くて…。
実は昨日、『CDショップ大賞』の授賞式に行ってきました。
この授賞式になぜ、私が行ってきたのかを例に取り、どのよ
うに人間関係が広がっていっているのかを書いてみますね。
カフェが誕生して間もなかった昨年の4月。
享ちゃんの大学時代の友人であり、私も昔から知っているユ
ウト君という方が、ご自身の知り合いの何人かに声をかけて
カフェで集まってくださいました。
その中に、東京パラリンピックで国歌斉唱を歌った盲目の若
きシンガーひらりさんとお母様エミさんがいらして、私とエ
ミさんはなぜか意気投合。
そのエミさんのお誘いで、数日後、バチカン主催のコンサー
トに行くことに。その会場でエミさんのお知り合いのカズ君
という若い音楽プロデューサーと知り合いました。本当にす
れ違い程度の数分の会話でしたが、なんとカズ君のお父様は
私が20年前、お互いに関西に住んでいた頃に知り合っていた
音楽家の方でした。
お互いにビックリ仰天し、数日後、カズ君から連絡があり、
ご両親が是非ゆっくり私と再会したいということで、ご自宅
に招かれたのです。
その数日後、カズ君が今度はご自身もお友達と共にハミング
バード来たいということで、5月にハミングバードで集って
くださいました。
その中のお一人に、粋子さんという方がいらして、お話を伺
うと、善光寺の7年に一度のご開帳期間中、善光寺関連のイ
ベントに関わっておられた方でした。
それまで、善光寺のご開帳が行われると、その度に必ず回向
柱を触りに行き、TENのツアーでも何度か皆さんをご案内も
してきましたが、昨年はカフェをオープンした直後というこ
ともあり、行くことを諦めていたのです。
でも、数日後、ご開帳終了前日にまた善光寺まで行くので、
よければ現地で合流しませんか?と誘ってくださり…急遽善
光寺でご一緒することに。
そこで、善光寺のお坊様方や長野市の要人の方々をご紹介く
ださり、一緒に色々巡ったりしました。
それから数日後、粋子さんがお友達である、紗やかさんとい
う方を連れて、私がカフェで開催した『ネイティブスピリッ
トを旅して』と題した写真展とトークショーにやって来てく
ださったのです。
紗やかさんは、元大手レコード会社の敏腕プロデューサー。
現在は、音楽ソムリエ協会の理事長をされており、年に一度、
前年一年間に発表された全てのCDアルバムの中から、CDショ
ップ店員が選ぶ『CDショップ大賞』というものの開催事務局
長をされていらっしゃる方でした。
紗やかさんは、その後も何度かお一人でカフェに遊びに来て
くださっていました。
そして先月。「3年ぶりにオンラインではなくリアルに『CD
ショップ大賞』の授賞式を開催するので、彩さんもよろしけ
ればいらっしゃいませんか?ご招待しますので」というご連
絡をいただいたのです。
そんな訳で、昨日、渋谷ストリームホールで行われた授賞式
に行って参りました。
会場には、音楽関係はじめTV局クルーや各メディアの報道陣
がズラリ。
私がこの会場にいてもいいのかしら?とちょっとドキドキし
ながら授賞式を見守っていたのですが、
大賞はシンガーソングライターの藤井風さんのアルバム「LO
VE ALL SERVE ALL」が、新人賞は羊文学という3人組の
「our hope」が受賞しました。
また特別賞はAdo「ウタの歌 ONE PIECE FILM RED」が受賞。
この賞は本屋大賞のように全国のCDショップの店員さんたち
が投票し、一年間で最も大賞にふさわしいと思うCDを推薦し
て決めるというものだそう。
北海道、東北、東海など、全国それぞれの地域のブロックご
との受賞やクラシック、ジャズなどの部門別の表彰されてい
ました。
近年は、サブスクなど配信で音楽を簡単にダウンロードでき
るようになり、CDというカタチでアーティストのアルバムを
入手するということが少なくなってきた気もします。
でも、アーティストの思いが隅々まで込められているCDは、
やはりスマホの中にダウンロードするものとは全く違います
ね。
授賞式では、新人賞を取った羊文学という3人組のロックバ
ンドによるミニライブも行われ、全く知らないバンドの初
めて聴く音楽に酔いしれるという楽しい時間を過ごすことが
できました。
今日は、ある方の紹介で知り合いになった方から、またまた
紹介され、出逢った日舞のお師匠さんで、バレエなどの振り
付けなどもされている方が、女流落語家さんを連れてカフェ
にやって来てくださました。
聞くとその落語家さん、高座に上がった時の所作の美しさを
お師匠さんからお稽古をつけてもらっているのだとか。
今度、その落語家さんの高座に伺うお約束をしました。
明日は、日本でシュタイナー教育の草分け的存在として長年
シュタイナー学校の校長先生を勤められ、現在は、オイリュ
トミストの日本の第一人者であり、世界的に活躍している友
人、はたりえさんの『小さき者たちの声~聖ヒルデガルドの
言葉と今様のうた~』という作品を観に、聖心女子大に行っ
てきます。
一緒に舞台に上がるクラシックギター奏者の西下晃太郎さん
は、なんと古くからの友人の旦那様…。
本当に、縁と縁がつながって…人生面白くなっています。
皆さんもぜひ、ハミングバードカフェにいらしてみてくださ
い。何か新しいことが待っているかも?ですよ。
そうそう、今週末までカフェでは「暮らしを彩る 世界の民
族紋様展」開催していますよ!
それでは、どうぞ今週も素敵な週末をお過ごしくださいね。
aya
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