2022/09/16━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆★☆ TEN's magazine 第1034 号 ☆★☆

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こんにちは!天川 彩です。

今週は、頭から湯気が出るほど大変な一週間でした。お店を
運営しながら、同時に2つのイベントの準備を整え情報を公
開するというのは…いやはや至難の業です。

それにしても…
36年ぶりに細野さんが天河にやって来られることを企画出来た
というのは奇跡に近いことで…。
更に名誉宮司様と細野晴臣さんのかんながら対談の司会を、私
がさせていただくなんて、大丈夫かしら…と急にそのことの大
きさに、ちょっとビビってしまっております(笑)。

そして、早速、お申し込みいただいた方から、細野さんがその
昔天河にいらして完成したというCDの解説文を送っていただき
ました。天河のことについては、中沢新一さんとの共著『観光』
に書かれていますが、この解説文にもその流れが詳しく書かれ
ています。

細野晴臣さんに再び天河へお越しいただきたい。
天河の神様と再びお会いしていただき、名誉宮司様と大切なお
話しをしていただきたい。

そんな思いについては先週書いた通りですが、私がこの催しを
決めたのが、今年の節分。

解説文を読むと、細野さんが最初に天河にいらしたのも1984年
の節分と書かれておりビックリ!やはり神様が決められている
ことなのですね!

そして、この思いを真っ先にお伝えしたのが音楽家の岡野弘幹
さんです。

岡野さんとの出会いは今から24年前。
宗教学者の鎌田東ニさんが呼びかけ人代表となり催された98年
の『神戸からの祈り』から。

民族・宗教・国境も超えた平和イベントは、8月8日には神戸で
満月祭、10月10日には鎌倉でおひらき祭りという名前で開催さ
れ、プレイベントも含めると参加延べ人数2万人という大きな
イベントでしたが、このイベントに関わったことは、私の人生
を大きく変えた出来事でした。

初めてのプレイベントを終えた日の夜、不出来な事務局長なが
らどうにか仕事を終えて外に出ると、他の方々はとっくに帰ら
れていましたが、岡野さんと天空のメンバーだけが残ってくだ
さっていて、私を労って下さったのです。その時の優しさは今
も忘れられません。

その後、幾つもの平和イベントで共に動き、言葉通り同じ釜の
飯を食べた大切な仲間として、また世界に誇る素晴らしい音楽
家として活躍する岡野さんを尊敬してやみません。

岡野さんと細野さんは、同じ音楽家として、また深い精神性を
共有され、97年には巡礼の旅も共にしたというお話は伺ってい
ました。

以前、岡野さんからも「天河神社の名誉宮司様とどなたかの対
談を、アヤさんいつか企画してくださいよ」と言われていたこ
ともあり、また奉納演奏ということについて最もよくご存知の
岡野さんにご相談するのが一番だと思い、今年の節分祭の後、
私の思いを伝えました。すると直ぐに「それはいいですね!実
現させましょう!」と全面協力していただけることに。

本当にありがたい限りです。

そして今年3月、細野さんのスタジオに一緒に伺い、素直な思い
をお伝えし、快く承諾していただきました。

名誉宮司様との『かんながら対談』の前日には、36年ぶりに天
河の神様に奉納演奏されることになり、岡野さんが完全サポー
トされることに。

コロナ禍ということもありますが、細野さんご自身がこの日は
静かに神様に音楽をお届けしたいというお気持ちから、奉納演
奏は関係者以外の方は入ることが出来ませんが、

名誉宮司様と細野さんの『かんながら対談』にご参加される方
には、特別に関係者席をご用意いたします。

参加いただける人数が70名と少なく、決して気軽に参加できる
料金ではないかもしれません。

でも、この企画を実現させる為には必要なのです。

そして、この企画そのものが奇跡に近いことなのではないかと
も思っており…この日、この場所に立ちあえる方は、幸運な方
だと思います。

更に、この催しを特別に思ってくださっている、名誉宮司様の
御子息で、今年新たに宮司様になられた柿坂匡孝宮司様は、十
代の頃細野さんが来られたことをよく覚えておられ、
「神社からもご参加いただいた70名の方には、今回特別な記念
品を準備いたします」と言ってくださっております。

このような企画を準備させていただけていることが、今はただ
ただ幸せで、神様に感謝するばかり。

既に半数以上のお席が埋まっておりますが、まだ今ならお席取
ることができます。

『細野晴臣 再びの天河』
2022年10月10日
「かんながら対談」
細野晴臣(音楽家)×柿坂神酒之祐(天河神社名誉宮司)

募集限定70名

詳細・申し込み

http://www.office-ten.net/kannagara/t.html

そして、日曜日にこの『かんながら対談』の受付開始を終えた
後は、ひたすら『イランカラプテ・アイヌ』の準備に専念して
いました。

何度も書いておりますが、明後日は知里幸恵さん召天100年。
その祈念として、知里幸恵さんについて、語るイベントを明日
と明後日企画しております。

先週も先々週もお知らせしましたがNHKEテレの『100分de名著』
ご覧になられましたか?
知里幸恵さんの「アイヌ神謡集」が1ヶ月に渡り様々な角度から
取り上げられています。

こんな時代が来ようとは…想像すらしていなかったことですが、
素直に嬉しいです!

知里幸恵さんについては、明日17日、そして明後日18日のイベ
ントに興味ある方には、是非是非お越しいただきたく…。

と言っても、全てはカンナガラ。
あ、アイヌのことなので、カムイが決めること。

カムイの意思で、足が向く方は是非お越しいただきたいです♪

両日ともに北海道からアイヌのスズサップノ良子さんがオンラ
インで登場してくださり、アイヌ神謡集から、カムイユーカラ
を語ってくださいます。17日は最も有名な『銀のしずく 降る
降るまわりに』をアイヌ語て語り唄ってくださいますよ♪良子
さんは、今やユーカラの名手。なかなか、凄いユーカラを聴く
機会などないと思いますので気になる方は是非!


また18日は、北海道から知里幸恵さんのことでずっと動かれて
いる北大名誉教授の小野有五先生もいらして、お話してくださ
います!

実は小野有五先生、あのオノ・ヨーコさんの従兄弟なんです。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、初めて聴いたとき
私はびっくりしました。
オノ・ユーゴとオノ・ヨーコ、たしかによく似ています。

登別にある『銀の滴記念館』は小野有五先生のご尽力もあり建
ったといっても過言ではありません。その記念館の中にオノ・
ヨーコさんの言葉が寄せられているのですが、そんな流れだっ
ということを最近知りました。

18日はイベントの後、本郷に移動して、シロカニペ祭という追
悼会にも向かいます。このイベントに参加していただく方は一
緒に移動することもできますので、ぜひご一緒にいかがですか?

そして、来週22日木曜日は、アイヌの若き文化継承者、関根摩
耶さんをお招きして、トークセッションを行います。

この3つのイベント共に、軽食&お飲み物付きのイベントなので
とってもお得ですよ♪

そして、ハミングバードcaféの壁半分は、知里幸恵さん大特集!
もう半分は、アイヌの写真を撮り続けておられる写真家・宇井
真紀子さんの『伝え守る アイヌ三世代の物語』展という現代
のアイヌを伝える写真展を開催しています。

ポップでお洒落なアイヌグッズも今回カフェに並べてみました。
アイヌの友人たちが作ったアクセサリーや、アイヌ紋様と美濃
和紙をコラボした髪留め、アイヌ紋様のマスキングテープなど
の文具類、アイヌ紋様の靴下とか…とにかく見ているだけで楽
しいのです。

久しぶりにアシリ・レラさんにも連絡して、アクセサリーを送
って欲しいと頼んだら、なんと木彫りのペンダントが。うーん!
なんともレラさんらしいです!

なんだかお知らせばかりのメルマガになってしまいましたね。

でも、これが今のワタシです。

そうそう!台風が東京に来ない限り、19日(月・祝)は、カフェ
は営業しております!

イランカラプテアイヌは、25日までしておりますので、是非
お近くにいらした方は遊びにいらして下さいね!

【イランカラプテアイヌ イベント詳細】
http://www.office-ten.net/ainu/t.html


それでは、皆さま良き週末を。

aya


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