2013/ 08/16━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★☆ TEN's magazine 第580号 ☆★☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net
こんにちは!天川 彩です。
この一週間は、オフィスTENにとって強烈な一週間でした。
伊勢でのお白石持ち行事は、灼熱の中での行事となりましたが、内宮の
中まで入らせていただき、特別な時間を過ごすことができました。
新しく造営された天照大神様の神殿の桧の香りは今でも記憶に残ってい
ます。
また、外宮では予定に無かった御垣内参拝もさせていただけたのですが
その折、日本文学と日本文化研究の第一人者であり、2008年には文化勲
章も受章されたドナルド・キーン氏と一緒になるという、ありがたい偶
然も重なりました。
久しぶりに30名という大所帯での移動でしたが、TENのツアーなら
ではの、皆さんと心一つになる心地よさを感じるよい旅となりました。
翌日からは、奈良の天河神社へ移動し、今年で十三年目になる天河太々
神楽講・旧暦七夕祭お手伝いワークも行なってきました。
一昨年の大災害により川の情況が変化し、昨年からは燈篭流しが万燈花
という光の筒を並べる行事に変わりましたが、美しい水と火による万霊
の御霊供養であることには違いありません。
伊勢でアクティブにご奉仕した後、天河で心静かにご奉仕させていただ
くという、まさに神の気にたっぷりと向き合う一週間で、後から振り返
っても貴重な時間を過ごしてきたのだと思える時間だったと思います。
さて。
先週、速報としてお伝えしました8月31日(土)16:30開場 17:00開演
の新著『熊野 その聖地たる由縁』(彩流社)の出版記念としてスライ
ドトークショーですが、申し込みサイトにリンクがうまく貼れていなか
ったようで大変失礼いたしました。
FAXをはじめ、お手紙でお申し込みいただきました皆様、お手数お掛
けして申し訳ございませんでした。(でも、そこまでしてもお申し込み
いただけたこと、ホント嬉しかったです♪)
申し込みボタンのリンクがなぜか繋がらないので、サイトにはアドレス
を明記しております。お手数ですが、アドレスをコピーしてお申し込み
いただけましたらありがたいです。
スライドトークのテーマは「熊野はなぜ日本人にとっての聖地なのか」。
本の中に書き記した、熊野に秘められた千年の謎の話を、具体的にわか
りやすく噛み砕いてお話しいたします。また、私の映像作品『熊野大権
現』の映像の一部もスクリーンでご覧頂いたり、今回の書籍を書くにあ
たって取材した場所の写真なども投影したり、いったい「熊野」とは何
ぞや?ということをビジュアルを使いながらお伝えいたしたいと思いま
す。
また、書籍には書ききれなかった東京の中にある熊野についても、お話
ししたいと思います♪
また当日、会場のエントランスにあたるギャラリーでは、熊野のポスタ
ーやパンフレットの配布のほか、熊野にゆかりのある関連グッズの販売
もいたします。今回は、このイベントに和歌山県観光連盟さんの協力も
いただけたので、色々な情報を得ていただけると思います。
夏の終わりの一日、東京の中で「熊野」へ思いを馳せに是非いらしてく
ださい。
それから、5年ぶりに催行することとなったアメリカ先住民・ホピ族の
村を訪ねるツアーですが、あと「残り2席」となりました。
迷われている方、席が埋まってしまう前に、お早めにどうぞ♪
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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様==============「移りゆくこと」
2・TEN’s占い===========今週は「メディスン占い」
3・ただ今、募集中!==「出版記念・スライドトークショー決定!」
4・残席2席!========「アメリカ大自然とホピ族を訪ねる旅」
5・編集後記====================「あとがき」
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【1】◆◇コラム・風の文様◆◇
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□「移りゆくこと」
人には、それぞれ慣れ親しんだもの、愛着あるものなどがある。長年変
わらず使い続けた「物」、住み慣れた「町」や「家」、気心知れた「仲
間」。地域の「文化」や「風習」も、そして大切な「家族」という存在
も、あって当たり前、いて当たり前になっている。
また、仕事で長年使い続けた「物」は単なる道具ではなく、仕事の相棒
のようにすら感じる時もある。私の場合、小さくて黒いキャリーバッグ
がそうだった。一番最初にホピの村へ行った時も、日本最南端の波照間
島へも、北の果ての宗谷岬も、いつもそのキャリーバッグと共にあった。
あまりに酷使しすぎて壊れかけてきた時、新たなキャリーバッグを購入
したが、なかなか馴染めず、結局は前のキャリーバッグを壊れるまで使
った。
いよいよ捨てなければならなくなった時、寂しい思いがよぎったことを
今でも覚えている。「物」ですらそうなのだ。それが大切な「人」との
別れともなると、とても受け入れられるものではない。しかし、どんな
に辛くても現実は現実なのである。子どもはやがて成長し、親はやがて
年老いていく。
可愛かった彼女も、やがてシワやシミが出たおばさんになり、格好良か
った彼も、加齢臭漂うおじさんになる。
様々な状況の変化で、生活を一変しなければならないこともある。
東日本大震災から半年経った、一昨年の秋。紀伊半島で大災害が起こっ
た。広範囲で二千年に一度とされる深層崩壊と呼ばれる山崩れが発生し
あちらこちらで地形が変わった。
天河神社がある奈良県天川村坪ノ内地区は、この時、大水害に遭い村の
ほとんどの家が水に浸かっている。
旧暦七夕祭の時、いつも使わせてもらっていた宿の別棟の建物は、普段
は人が暮らしていたわけではなく、団体の宿泊客があった時だけ使って
いたものだ。もちろんそこも水に浸かったのだが、辛うじて被害が浅く
今は復旧している。しかし宿の母屋の被害は大きく、二年経った今でも、
まだ一部は復旧しないままだ。それでも建物が残っているならまだよく、
川辺の付近にあった娘さん家族の家は、その災害の折に完全に流されて
しまったのだという。
昨年の七夕祭の時には、その別棟の建物に娘さん一家が暮らしていたが、
今年は、ご主人と奥様が暮らしていた。
母屋が復旧できたなら、娘さん家族に母屋を引き継ぎ、ご主人と奥様は、
別棟を隠居家のようにして使うのだとか。
諸行無常。
何事も、いつまでも同じということはなく、移り変わっていく。
その移り変わっていく情況を素直に受け入れていくことが出来る人が、
結局はストレスが少ないのかもしれない。
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【2】◇◆TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に読んでくださいね。
今週は[メディスンカード]で運勢を占ってみました。
2013年8月17日(土)〜2013年8月23日(金)
<1月生まれ>
一人で大変な状況を引き受けてはいませんか。周囲の人に助けを求める
ことも時には必要です。今週は心を開いて周りの人に甘えてみてね。
<2月生まれ>
忙しすぎて身体が悲鳴をあげている状態かもしれません。今週は出来る
限り休むことを心がけてね。
<3月生まれ>
あなたの本能を信頼してみましょう。頭で考えて躊躇するよりも、よい
結果に繋がりそうですよ。
<4月生まれ>
変化が訪れているようです。その変化を恐れず、流れに沿って動いてみ
ましょう。きっとよき未来に繋がっていくはずですよ。
<5月生まれ>
あなた自身のパワーを取り戻す一週間となりそうです。周囲の人の言葉
に惑わされず、本来のあなたらしさで突き進んでね。
<6月生まれ>
誰かを喜ばせるために、あなたを無理に変えようとはしていませんか。
今週はあなた自身がどうありたいのかを今一度よく見つめてみてね。
<7月生まれ>
先々のことを心配しすぎて、必要以上にあれこれ溜め込もうとしてはい
ませんか。本当の豊かさとは、お金や物質ではないことを思い出してね。
<8月生まれ>
何かにチャレンジしたいと思いながら、いまひとつ自信が持てず二の足
を踏んでいる状態ではありませんか。今週は俯瞰して自分自身を見つめ
なおしてみてください。あなたの今までの経験や力をきっと思い出すは
ずですよ。
<9月生まれ>
同性の友人と縁が深まる一週間となりそうです。今週は積極的に仲間作
りに励むと良さそうですよ。
<10月生まれ>
今週はあなた自身のため、また周囲の人々の為にも積極的に動いてみて
ください。あなたが思うより、鋭い直観力がありそうなので、それを役
立ててね。
<11月生まれ>
変化の時がやってきています。いまどうするべきなのか、内なる心が答
えを知っているはずです。今週はインスピレーションに沿って動くと良
さそうですよ。
<12月生まれ>
エネルギーが散漫になっている状態ではありませんか。今週はあなたの
中心軸をきちんと見つめなおして、もっとも必要なことに力を注いでね。
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【3】◆◇ただ今、募集中!◆◇
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新著『熊野 その聖地たる由縁』出版記念
スライド&トークショー
2013年8月31日(土)
http://www.office-ten.net/syoseki/t.htm
<スライド&トーク> 開場16:30 開演17:00 お話し:天川 彩
◇参加費: 前売り1500円/当日2000円
◇募 集: 50名様
◇交 通: 地下鉄千代田線「町屋駅」0番出口 直結
京成線・都電「町屋駅」より徒歩1分
駅ビル・センターまちや 4階
◎トーク終了後、書籍へのサイン会を行ないます。
当日、書籍ご購入予定の方は、予めお申し込み時にお知らせください。
また既に書籍をご購入済みの方も、書籍をお持ちいただけましたら
当日サインさせていただきますので、是非お持ちください。
<熊野ギャラリー&ショップ同時開催>
★15:00〜
*会場の正面ギャラリーにおいて熊野に関する様々な情報、展示及び
ヤタガラスTシャツや、この時だけの熊野の関連小物、
また「天の珈琲」などの販売も行ないます。
ぜひ、スライド&トークショーが始まる前から会場へ遊びにいらして
ください。
<スライド&トークショー> 17:00〜19:00
『熊野はなぜ日本人にとっての聖域なのか』
古くからの日本人の聖地、熊野とは?
この書籍の肝となる、熊野権現に隠された、千年に渡る謎とは!?
天川 彩とっておきの熊野の写真や映像を織り交ぜながら、
取材秘話や、東京の中にある熊野の話など、書籍に書ききれなかった
お話しも盛り込んで、わかりやすく、そして楽しくお話します。
熊野にいつか、と思われている方、また熊野が大好きな方、
東京で熊野を感じる一日を一緒に過ごしませんか?
http://www.office-ten.net/syoseki/t.htm
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【4】◆◇残席 2席!◆◇
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TEN’sトラベルメンバーの為の旅企画
●天と大地に感謝する旅 スペシャル!●
『アメリカの大自然と平和の民ホピ族を訪ねる旅 2013』
2013年9月21日(土)〜9月28日(土) 8日間(3連休利用)
*9月23日(祝・月)秋分の日は、ホピの大地で迎えます。
募集人員 12名
最低施行人員 6名
詳細 http://www.office-ten.net/hopi/2013t.html
平和の民と呼ばれるホピ族の人々。
メサと呼ばれる砂漠の台地で暮らす彼らは、
祈り人であり、同時に素晴らしいアーティスト集団でもあります。
私たちTENは、長年ホピ族の人々と交流を続ける中で、
ニュートラルに生きる尊さを学んできました。
今、時代の流れが大きく揺らぐ中で、
5年ぶりにホピの大地を訪れるツアーを企画することにしました。
旅の始まりは、赤い巨石が連なるセドナへ。
ホピの大地では、長老やアーティストの友人たちのもとを
訪ねてみようと思います。
ただし、ホピの大地では、いつも特別な時間が流れるので、
ホピの風に吹かれて、自然の流れに沿った時間を過ごしましょう。
またナバホ族の聖地であるアンテロープキャニオンや
モニュメントバレーにも参ります。
世界屈指の観光地であり、同時にホピの聖地でもある
グランドキャニオンにも参りますよ。
旅の終わりは、アメリカ横断鉄道に乗って、ロサンゼルスへ移動し、
映画の都、ハリウッドで最先端の文化に触れて過ごしてください。
太古からの風と、最先端の風。
ぜひ、貴方の五感で受けとめてみてください。
■ツアー代金に含まれるもの
・成田⇔ロサンゼルス往復航空運賃
・ロサンゼルス⇒フェニックス(アメリカ国内線)移動交通費
・アメリカ横断鉄道アムトラック夜行列車運賃(コーチシート)
・アメリカ大陸 移動中のバスチャーター代
・アンテロープキャニオン入場ツアー代
・モニュメントバレー入場料
・グランドキャニオン入場料
・ホテル宿泊代
・自由行動日以外の全朝・夕食代
■ツアー代金に含まれないもの
成田空港旅客施設使用料 空港税 航空保険料 米国出入国税 昼食代
自由行動日の交通費及び食事代
■TEN’sトラベルメンバーの為の旅企画
企画 オフィスTEN/ワールドエキスプレス大阪
主催 株)ワールドエキスプレス 兵庫県知事登録旅行業第2-250
大地が呼んでいると思う方、是非ご一緒しましょう。
ツアーの詳しい行程は
http://www.office-ten.net/hopi/2013t.html
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【5】◆◇編集後記◆◇
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来週は、久しぶりに富士登拝をする。
今回は白装束にあわせて地下足袋を履いて登ろうと思う。世界遺産とな
った富士山から、さて、どんな景色が今年は見えるのだろうか。
aya
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発行者 天川 彩
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他でお使いになりたい場合にはご相談下さい。
お知り合いへの個人的な転送は大歓迎です。
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Tel:03-3828-5070 FAX:03-3828-5090
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