2013/ 08/08━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆   TEN's magazine 第579号   ☆★☆   
 
  

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こんにちは!天川 彩です。
 
あれ?今日はまだ木曜日のはずなのにメルマガ?そう思われるかもしれ
ませんね。すみません。

明日からいよいよ、伊勢ツアーが始まるので、今日は一日早くメルマガ
をお届けすることにしました

明日からの伊勢ツアーは、通常のツアーとは大きく異なっているんです
よね。まさにこの日を迎える為の準備に、十年かかったようなものなの
です。

実は今から十年前の2003年。TENの事務所に当時、神社本庁の広報を
されていた方が仕事の打ち合わせにやってきました。その方とは、その
仕事が終わった後も縁があり、時折、尋ねて来られたり、私が神社本庁
へ出向いたりしていました。
ある時、その方がいよいよご遷宮の準備が始まる、という話を教えてく
ださり、TENでも伊勢にご案内してきて欲しいと頼まれました。

ご遷宮のマークや標語、テーマソングなどが次々と決まり、それらの
お披露目のパーティにまで出席させていただいたこともあります。

あれから十年。

いよいよ、明後日はTENの仲間たちと内宮のご神域にお白石を運びま
す。今回のツア−は、正式名称があり「オフィスTENお白石持ち奉仕
団」というんですよ。
伊勢でのご奉仕のあとは、天河神社でのご奉仕。今年で十三年目になる
旧暦七夕祭です。ほぼ一週間、伊勢と天河を駆け抜けてきますね。

さてさて。
先週、チラリと予告としてお伝えしましたが、8月31日(土)16:30〜
新著『熊野 その聖地たる由縁』(彩流社)の出版記念としてスライド
トークショーを開催いたします。

テーマは「熊野はなぜ日本人にとっての聖地なのか」です。

本の中に書き記した、熊野に秘められた千年の謎の話など、わかりやす
く噛み砕いてお話しするほか、熊野の写真をスライドや映像を使って
「熊野」とは何ぞやということをビジュアルからもお伝えいたします。
また、書籍には書ききれなかった東京の中にある熊野についても、お話
しします♪

また当日、会場のエントランスにあたるギャラリーでは、熊野のポスタ
ーやパンフレットの配布のほか、熊野にゆかりのある関連グッズの販売
もいたします。今回は、このイベントに和歌山県観光連盟さんの協力も
得ることができたので、色々な情報を得ていただけると思います。

夏の終わりの一日、東京の中で「熊野」へ思いを馳せにいらっしゃいま
せんか?

詳細は、本文をご覧くださいネ。


今週のコラムは先週からの続き。「心の中の十の世界」後編です。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様=========「心の中の十の世界」前編
2・TEN’s占い============今週は「タロット占い」
3・速報!=======「出版記念・スライドトークショー決定!」
4・残席わずか=======「アメリカ大自然とホピ族を訪ねる旅」
5・編集後記====================「あとがき」
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【1】◆◇コラム・風の文様◆◇
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□「心の中の十の世界」 後編


私たちの心の中にある、十の世界。

迷いの世界である「六道」の世界のことについて前編では書いたので、
後編では「四聖」と呼ばれる、仏心の目覚めから悟りの世界の話まで
を記そうと思う。

その前に…
「人は悩み苦しみ、時には怒りも覚えながら、それでも反省し、健や
かな心を持とうと努力していくものだ。だから、仏の心だの、悟りの
境地だの、そんなものには興味が無い」という人もいるだろう。

勿論、それでいい人はそれでいい。それこそが六道。輪廻のなかをぐ
るぐると巡っている状態である。地獄道の怒り、餓鬼道の欲深さ、畜
生道の愚かさ、修羅道の嫉妬や争いの気持ちは、人間だから持ち合わ
せていて当然なのだ、と肯定している限り、輪廻の世界から永遠に抜
け出す事は不可能だ。

しかし、そんな怒りや欲深さや愚かさや、嫉妬や争いなど、出来るこ
となら持ち合わせたくない、そんな醜い自分とは決別する(したいと
いう希望だけでは、六道輪廻からは抜け出せない)と決めた人にのみ
「四聖(しせい)」の扉が開くのである。

さて。この四聖とは、いったいどのようなものなのか。

四聖には、「声聞(しょうもん)界」「縁覚(えんがく)界」と
「菩薩界」「仏界」がある。

「声聞」や「縁覚」は耳慣れない言葉だが、文字をよく見ると「声を
聞く」「縁を覚える」と書いてある。

まさに、その言葉通りの意味なのだが「声聞」というのは、悟りの話
に耳を傾けて、仏心を持とうと決めた心の状態を指す。

しかし、六道輪廻の価値観は、私たちの日常の中にあるが、四聖は
日常の価値観の中には無いものなので、なかなか感覚として捉えるの
が難しい。

たゆまぬ努力や厳しい修行をしたからといって得られるものでもない。

ただ、全てあるがままを肯定することから始まるのである。
しかし、全てあるがままを肯定するのは並大抵のことではない。

人には、こうなりたい、ああなりたいといった願望がある。

だからこそ努力を重ねていくのだろうし、努力をすることそのもの
は、尊いことである。しかし、努力は必ずしも報われるものとは限
らない。また、願望通りにゆかないことが、幾多とある。苦しみが
生じたり、ストレスが生じるのは、自分の思いとおりにならない時
に生まれるのではないだろうか。

苦しみもない、悟りの世界に向かうには、まず、そうした境地があ
ることを知ることであり、そのような世界観について学ぶことであ
る。

自らの悟りの境地を求めて動き出した心の世界を「声聞」という。
声を聞く、とあるのは師匠の導きの声を聞くのである。師の教えに
耳を傾け、心理を理解し実践し、人格の向上を試みる修行者のこと
である。

「縁覚」というのは、自ら仏や自然界の繋がりの中から悟りの境地
に目覚めていく実践者のことを指す。

そして自らの悟りの境地を極めていくことに意識を向けるのではな
く、人々を救済するために実践していくものを「菩薩」というのだ。

完全なる悟りである「仏」に到達するまでが「声聞縁覚菩薩」であ
る。六道を抜け、四聖の世界に入ると、迷いも苦しみもない。
ただ、あるがまま、真理の道を求め突き進む実践者となり、衆生救
済の道を進むのみである。

薬師寺の故高田好胤管長の言葉に「永遠なるものを求め、永遠に努
力するものを菩薩という」という言葉がある。この言葉を見るたび
高田好胤氏が残した菩薩行の尊さを改めて感じるのである。

なかなかそんな高僧の道に近づくのは難しいが、それでも六道の輪
廻から抜け出る事は可能なのだ。

人間界で起こる迷い苦しみの「此岸」(しがん)の世界から、清々
しい真理の「彼岸」へ。

「般若心経」というお経は、まさに六道の世界から四聖の世界へ、
「此岸」から「彼岸」へ人々を誘うものなのだろう。



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【2】◇◆TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に読んでくださいね。
                          
今週は[タロットカード]で運勢を占ってみました。
 
2013年8月10日(土)〜2013年8月16日(金)
 
<1月生まれ>
今まで気がつかなかった問題点に意識が向くかもしれません。でも、あ
なたとっての良きチャンスともいえます。今週は前向きに考えることが
幸運の鍵となりそうですよ。

<2月生まれ>
今まで計画していたことが成功しそうです。あと一息。気を抜かず最後
までやり遂げてね。

<3月生まれ>
同じことばかりグルグルと考えてはいませんか?今週は違う角度からも
のごとを見てみる事が必要となりそうです。

<4月生まれ>
思いもよらないアクシデントがあるかもしれません。でも、問題解決し
ていくうちに、あなたの新たなる才能を見つけることが出来るかもしれ
ませんよ。

<5月生まれ>
冷静な判断が出来る一週間となりそうです。新たな計画を立てるのなら
今週がよさそうですよ。

<6月生まれ>
表面上の姿かたちに囚われてはいませんか?今週は物事の本質をきちん
と見てみる努力を。

<7月生まれ>
あれこれと計画を立ててはいるものの、どれも自分中心になってはいま
せんか?今週は周囲の人のこともちゃんと考えてみてね。

<8月生まれ>
顔ではニコニコ笑っていながらも、心の中では他の事を考えてはいませ
んか?今週は本音がキーワードです。心の内を相手に伝えてみてね。

<9月生まれ>
慎重になりすぎていると、目の前にやってきたチャンスを逃してしまう
かもしれません。今週は思い切ってチャレンジしてみてね。

<10月生まれ>
心が開かず、閉鎖的にものごとを見てしまっているかもしれません。
今週は、本来のあなたらしさを取り戻して直観力を取り戻す必要があり
そうですよ。

<11月生まれ>
妄想や現実逃避ばかりをしていて、リアルな時間の無駄使いをしてはい
ませんか?今週は、地に足をつけて日々の生活を大切にしてね。

<12月生まれ>
努力が報われる一週間となりそうです。思いも寄らない成果が顕れるか
もしれません。今週は素直に受け入れてね。

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【3】◆◇速報!!◆◇
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  決定

    新著『熊野 その聖地たる由縁』出版記念

         スライド&トークショー

        2013年8月31日(土) 
    http://www.office-ten.net/syoseki/t.htm

<スライド&トーク> 開場16:30 開演17:00 お話し:天川 彩

◇参加費: 前売り1500円/当日2000円
◇募 集: 50名様
◇交 通: 地下鉄千代田線「町屋駅」0番出口 直結
      京成線・都電「町屋駅」より徒歩1分
      駅ビル・センターまちや 4階

◎トーク終了後、書籍へのサイン会を行ないます。

 当日、書籍ご購入予定の方は、予めお申し込み時にお知らせください。
 また既に書籍をご購入済みの方も、書籍をお持ちいただけましたら
 当日サインさせていただきますので、是非お持ちください。

<熊野ギャラリー&ショップ同時開催>

★15:00〜
 *会場の正面ギャラリーにおいて熊野に関する様々な情報、展示及び
 ヤタガラスTシャツや、この時だけの熊野の関連小物、
 また「天の珈琲」などの販売も行ないます。
 ぜひ、スライド&トークショー前から会場へ遊びにいらしてください。


<スライド&トークショー> 17:00〜19:00

『熊野はなぜ日本人にとっての聖域なのか』

古くからの日本人の聖地、熊野とは?
この書籍の肝となる、熊野権現に隠された、千年に渡る謎とは!?

天川 彩とっておきの熊野の写真や映像を織り交ぜながら、
取材秘話や、東京の中にある熊野の話など、書籍に書ききれなかった
お話しも盛り込んで、わかりやすく、そして楽しくお話します。


熊野にいつか、と思われている方、また熊野が大好きな方、
東京で熊野を感じる一日を一緒に過ごしませんか?

http://www.office-ten.net/syoseki/t.htm


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【4】◆◇残席わずか!◆◇
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     TEN’sトラベルメンバーの為の旅企画
 
    ●天と大地に感謝する旅 スペシャル!●
 
  『アメリカの大自然と平和の民ホピ族を訪ねる旅 2013』
 
  2013年9月21日(土)〜9月28日(土) 8日間(3連休利用)  
   
   *9月23日(祝・月)秋分の日は、ホピの大地で迎えます。
 
         募集人員  12名
         最低施行人員 6名
               
詳細 http://www.office-ten.net/hopi/2013t.html
 
 
 平和の民と呼ばれるホピ族の人々。
 
 メサと呼ばれる砂漠の台地で暮らす彼らは、
 祈り人であり、同時に素晴らしいアーティスト集団でもあります。
 
 私たちTENは、長年ホピ族の人々と交流を続ける中で、
 ニュートラルに生きる尊さを学んできました。
 
 今、時代の流れが大きく揺らぐ中で、
 5年ぶりにホピの大地を訪れるツアーを企画することにしました。
 
 旅の始まりは、赤い巨石が連なるセドナへ。
 ホピの大地では、長老やアーティストの友人たちのもとを
 訪ねてみようと思います。
 ただし、ホピの大地では、いつも特別な時間が流れるので、
 ホピの風に吹かれて、自然の流れに沿った時間を過ごしましょう。
 
 またナバホ族の聖地であるアンテロープキャニオンや
 モニュメントバレーにも参ります。
 世界屈指の観光地であり、同時にホピの聖地でもある
 グランドキャニオンにも参りますよ。
 
 旅の終わりは、アメリカ横断鉄道に乗って、ロサンゼルスへ移動し、
 映画の都、ハリウッドで最先端の文化に触れて過ごしてください。
 
 太古からの風と、最先端の風。
 
 ぜひ、貴方の五感で受けとめてみてください。
 
■ツアー代金に含まれるもの
 
・成田⇔ロサンゼルス往復航空運賃 
・ロサンゼルス⇒フェニックス(アメリカ国内線)移動交通費
・アメリカ横断鉄道アムトラック夜行列車運賃(コーチシート)
・アメリカ大陸 移動中のバスチャーター代
・アンテロープキャニオン入場ツアー代
・モニュメントバレー入場料
・グランドキャニオン入場料
・ホテル宿泊代 
・自由行動日以外の全朝・夕食代 
 
■ツアー代金に含まれないもの
成田空港旅客施設使用料 空港税 航空保険料 米国出入国税 昼食代
自由行動日の交通費及び食事代
 
■TEN’sトラベルメンバーの為の旅企画
企画 オフィスTEN/ワールドエキスプレス大阪
主催 株)ワールドエキスプレス 兵庫県知事登録旅行業第2-250
 
大地が呼んでいると思う方、是非ご一緒しましょう。
 
ツアーの詳しい行程は
http://www.office-ten.net/hopi/2013t.html
 


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【5】◆◇編集後記◆◇
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この一週間は強烈な時間となりそうです。来週のメルマガでは、この一
週間のことを書こうと思いますので、楽しみにしていてくださいね。
また、タイミングをみてfacebookなどでもアップしくと思います。
時々、チェックしてみてください♪
                        aya


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発行者   天川 彩

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