2013/ 08/02━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆   TEN's magazine 第578号   ☆★☆   
 
  

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こんにちは!天川 彩です。
 
あっという間に気がついたら8月ですね。
今年の前半は、熊野の書籍に没頭していたので、もうこんなに月日が過
ぎているのだと驚くばかりです。

来週末はいよいよ、伊勢神宮ご遷宮「お白石持ち」があり、また毎年開
催している旧暦七夕の天河太々神楽講「天の川に祈る」も引き続きあり
ます。まさに来週末から再来週にかけて強烈な時間が重なっている状態
です。

そして、お盆休みがあけたら富士登拝。

富士山が世界遺産になったことで、空前の富士山ブームになっているよ
うですが、世界遺産に登録された、肝心の富士信仰のニュースは、ほと
んどされていませんね〜。

富士山を昔ながらの信仰の山として登る機会は滅多になく、本当に貴重
な機会です。また、今後、これから先、このように富士登拝が続けられ
るか、今はわかりません。関心ある方は、ぜひこの機会に一緒に登りま
せんか?本日が最終呼びかけ日です。

来週月曜日、山小屋に最終人数を伝えます。現在は、山小屋を人数分キ
ープしてありますが、山小屋の空を待っている人が大勢いますので、
後から追加申し込みは一切できません。

もし、今年富士山へ真摯な気持ちで登ってみよう、と思われる方は週末
のうちにメールでお申し込みください。

さてさて。
先週、軽くお知らせしましたが、『熊野 その聖地たる由縁』出版記念
の上映&トークを今月末、8月31日(土)16:30〜行なうことに
しました。当日は会場の周辺ギャラリーで熊野関連のポスターや情報
などの展示も、行なうことにしましたよ〜♪熊野にいつか、と思われて
いる方、また熊野が大好きな方、東京で熊野を感じる一日を過ごしてく
ださいね。

詳細は、来週のメルマガでお知らせいたします♪

コラムは今週と来週に渡り「心の中の十の世界」をお届けします。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様=========「心の中の十の世界」前編
2・TEN’s占い============今週は「タロット占い」
3・TENでも販売中=======新著「熊野 その聖地たる由縁」
4・ただ今好評受付中====「アメリカ大自然とホピ族を訪ねる旅」
5・締め切り間近========「TENの『富士登拝』2013」
6・編集後記====================「あとがき」
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【1】◆◇コラム・風の文様◆◇
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□「心の中の十の世界」前編

私たちの心の中には十の世界がある、と仏教ではいわれている。

「地獄界」「餓鬼界」「畜生界」「修羅界」「人界」「天上界」と
「声聞界」「縁覚界」「菩薩界」「仏界」。

上の六つの世界は、俗に「六道」といわれているもので、一般的には私
たちは通常、この六道の世界を彷徨い続けるといわれている。

下の四つの世界は、俗に「四聖」といわれるもので、仏心が目覚めた後
に進む心の世界である。「四聖」については後編で触れることにするが
私たちが通常、彷徨い続けている「六道」の心の世界について前編では
じっくりと触れていくことにする。

ニュースを見ていると、大抵の事件や争いは「地獄界」「餓鬼界」「畜
生界」「修羅界」の中で起こっている。


まずは「地獄界」から説明していこう。

これは怒りの心の世界のことである。怒りの炎が心の中にあると、その
炎で自らの心が焼け焦げてしまう。自分の考えや自分の心地よい環境を
崩すものを不愉快に感じ、敵として攻撃する。地獄界から抜け出すには
許すことである。受け入れること、理解することである。

「餓鬼界」とは、貪りの心の世界である。

この貪りを簡単に記すなら欲深いことであり、常に欲求し続ける心だ。
貧しさとは、金品が少ないことではなく、満足することを知らない卑し
い心のことだ。ジェラシーも餓鬼界の心からくる心の卑しさだ。そんな
世界から抜け出すには、心にゆとりを持つことだ。足りるを知るという
心持ちを持てたなら、餓鬼界を抜け出すことが出来る。

次に「畜生界」である。

この世界は、愚かな世界。簡単にいえば愚痴の多い世界である。目の前
のことにとらわれ、考えて正しい答えを導くことが出来ず、ものごとの
道理が理解できないため、人の悪口を言ったり後ろ向きな考えになって
いく。いつもグズグズ文句ばかり言っているとこの「畜生界」から抜け
出すことができない。ここから脱するためには、ものごとの道理を学ぶ
ことである。真の賢さを持つことである。

「修羅界」は、争いの世界である。

都合の悪い事は全て他者の責任になすりつけ、都合のいいことは自分の
ものにしようとする心だ。また、この修羅の世界にいる人は大抵、他者
より自分の方が優れていると思いがちになり自慢や自惚れが強く、いざ
となると戦いで決着をつけようとする。
そんな修羅の世界から抜けるには、心に荒波を立てず穏やかにしていく
ことが必要だ。

こうした「地獄」「餓鬼」「畜生」「修羅」は、「四悪趣」といわれて
いる。怒りの心、欲深い心、愚かな心、争いの心は、幸福とはほど遠い
心なのだ。

「人界」であるが、これは迷いの心の世界である。

先の怒りや嫉妬や欲深い心を持ちながらも、反省しくい止めることがで
きるので、極端な道を歩むわけではない。しかしまた直に腹を立て、時
には怨んだり苦しんだり、そんな自分が嫌になったり、常に迷い続けて
いる。そんな迷いを失くす為には真理を知り、真理を生きることである。

「天上界」これは幸福な心持ちの世界である。

そんな幸福な天上界にいるのなら、これ以上は望まなくていいと思うか
もしれない。しかし幸福な心持ちは永遠に続くものではない。どこかで
心の中に不平不満が起こった時、また地獄界や餓鬼界などに落ちてしま
う可能性を秘めている。どれほど幸福な中にいても不安定なのである。

これらの六道・六界の心の世界から抜け出し、四聖の心に移行するには
仏心を目覚めさせていくしかないのである。

                   つづく…

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【2】◇◆TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に読んでくださいね。
                          
今週は[タロットカード]で運勢を占ってみました。
 
2013年8月3日(土)〜2013年8月9日(金)
 

<1月生まれ>
今までの苦労や努力が実る一週間となりそうです。また、それは新たな
道の始まりにもつながっています。気持ちを新たに突き進んでね
 
<2月生まれ>
聞き役に徹する一週間となりそうです。また仲介役をすることもありそ
うなので、人の話を聞いて動いてね。
 
<3月生まれ>
自分自身の考えに執着してしまうかもしれません。また、感情で意見が
ころころ変わるかもしれないので、今週は人の意見に耳を傾ける努力を。
 
<4月生まれ>
バランス感覚がとれた一週間となりそうです。自分の意見とほかの人の
意見の融合点も今週なら見つけられそうですよ。
 
<5月生まれ>
心穏やかに過ごす一週間となりそうです。派手な動きはなくても、その
分思慮深くなりそうですよ。
 
<6月生まれ>
あれこれと欲が出て、物事に満足できない状態かもしれません。今週は
何が一番大切なことなのかもう一度見直す必要性がありそうです。
 
<7月生まれ>
変化の多い一週間です。ただ肩に力が入りすぎているとうまく物事が回
らないかもしれません。今週はリラックスを心がけて。
 
<8月生まれ>
独占欲が強くなっているかもしれません。嫉妬は良い状態を生み出しま
せん。今週は心を開放することを心がけてね。
 
<9月生まれ>
冷静な判断ができる一週間となりそうです。また金銭運も好調なので大
切な仕事は今週決めると良さそうですよ。
 
<10月生まれ>
新たな人間関係が広がっていきそうな一週間です。周囲の人との会話が
あなたに幸運をもたらしそうですよ。
 
<11月生まれ>
愛情豊かな一週間となりそうです。幸福感に包まれそうなので身近な人
との会話を大切にね。
 
<12月生まれ>
積極的に動くことができる一週間となりそうです。ただし、やや興奮気
味なので気持ちを落ち着かせることを心がけてね。  
   


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【3】◆◇TENでも好評販売中!◆◇
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   天川 彩 新著
 
  『熊野 その聖地たる由縁』(彩流社)
 
 
 本書は、縄文人と弥生人、そして神と仏が集合していった
 日本の原郷である熊野の本質に迫る。
 
 更に、熊野権現に隠された千年に渡る謎をも解き明かした
 熊野ファン必読の一冊である。
 
  定価 2100円 税込み 送料210円
 
 
*オフィスTENでご注文いただいた方には、貴方のお名前と
天川 彩のサインをお入れしてお届けいたします。
 
http://www.office-ten.net/kumano-hon.htm

8月31日(土)には、本の出版を記念して上映&トークショーを
行なうことにしました。

詳細は来週のメルマガで♪
 
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【4】◆◇ただ今好評受付中!◆◇
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     TEN’sトラベルメンバーの為の旅企画
 
    ●天と大地に感謝する旅 スペシャル!●
 
  『アメリカの大自然と平和の民ホピ族を訪ねる旅 2013』
 
  2013年9月21日(土)〜9月28日(土) 8日間(3連休利用)  
   
   *9月23日(祝・月)秋分の日は、ホピの大地で迎えます。
 
         募集人員  12名
         最低施行人員 6名
               
詳細 http://www.office-ten.net/hopi/2013t.html
 
 
 平和の民と呼ばれるホピ族の人々。
 
 メサと呼ばれる砂漠の台地で暮らす彼らは、
 祈り人であり、同時に素晴らしいアーティスト集団でもあります。
 
 私たちTENは、長年ホピ族の人々と交流を続ける中で、
 ニュートラルに生きる尊さを学んできました。
 
 今、時代の流れが大きく揺らぐ中で、
 5年ぶりにホピの大地を訪れるツアーを企画することにしました。
 
 旅の始まりは、赤い巨石が連なるセドナへ。
 ホピの大地では、長老やアーティストの友人たちのもとを
 訪ねてみようと思います。
 ただし、ホピの大地では、いつも特別な時間が流れるので、
 ホピの風に吹かれて、自然の流れに沿った時間を過ごしましょう。
 
 またナバホ族の聖地であるアンテロープキャニオンや
 モニュメントバレーにも参ります。
 世界屈指の観光地であり、同時にホピの聖地でもある
 グランドキャニオンにも参りますよ。
 
 旅の終わりは、アメリカ縦断鉄道に乗って、ロサンゼルスへ移動し、
 映画の都、ハリウッドで最先端の文化に触れて過ごしてください。
 
 太古からの風と、最先端の風。
 
 ぜひ、貴方の五感で受けとめてみてください。
 
■ツアー代金に含まれるもの
 
・成田⇔ロサンゼルス往復航空運賃 
・ロサンゼルス⇒フェニックス(アメリカ国内線)移動交通費
・アメリカ横断鉄道アムトラック夜行列車運賃(コーチシート)
・アメリカ大陸 移動中のバスチャーター代
・アンテロープキャニオン入場ツアー代
・モニュメントバレー入場料
・グランドキャニオン入場料
・ホテル宿泊代 
・自由行動日以外の全朝・夕食代 
 
■ツアー代金に含まれないもの
成田空港旅客施設使用料 空港税 航空保険料 米国出入国税 昼食代
自由行動日の交通費及び食事代
 
■TEN’sトラベルメンバーの為の旅企画
企画 オフィスTEN/ワールドエキスプレス大阪
主催 株)ワールドエキスプレス 兵庫県知事登録旅行業第2-250
 
大地が呼んでいると思う方、是非ご一緒しましょう。
 
ツアーの詳しい行程は
http://www.office-ten.net/hopi/2013t.html
 

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【5】◇◆締め切り間近◆◇
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          今週末で受付締め切ります!!
 
             
   ◎○◎〜 いにしえからの富士山信仰の道を行く 〜◎○◎
          
         《TENの富士登拝 2013》
      
      1合目から山頂まで・祈りの道を登る富士山
 
    2013年8月22日(木)〜 8月24日(土)& 25日(日)
                 
                   
     http://www.office-ten.net/j/fuji/tohai/2013top.htm
         
日本一の山、富士山。
 
誰もが知っているこの霊峰には、
古来より神々がいると畏れ崇められてきました。
 
霊峰に登る際には「御師」と呼ばれる特別な役割を持つ宿坊に泊まり、
山での慣わしを学び、祓いを受けた後、富士の御山に
一歩一歩足を運ぶのが、本来の霊峰・富士への向き合い方で、
それが富士登拝と呼ばれていました。
 
しかし、時代は移り変わり、今では、日本一高い山を制覇しようと
多くの人たちが詰めかける夏山登山の山となっています。
 
そんな中、私たちは、2008年より日本人としての心を
取り戻すべく富士登拝を始めました。
 
富士登山道・随一の祈り道、富士吉田口の一合目からゆっくり
山頂を目指して登る登拝。
 
450年続く「御師」の家は、北口本宮浅間神社の神官さんの
ご自宅でもあり、登拝日の朝は祈祷殿でお参りして登ることができま
す。
 
富士一合目からの富士の聖域を、ゆっくりゆっくりと登るので、
高山病にもかかりにくく、体力的にも無理がありません。
 
今年、本来の富士の御山に登ってみたいと思われている方、
ぜひご一緒しませんか?
 
きっと、生涯の宝物の時間になることでしょう。
 
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【6】◆◇編集後記◆◇
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ここのところ毎晩、世界水泳選手権を見ている。日本の選手に限らず、
世界中の選手たちが記録を次々と塗りかえている姿に毎日感動している。
ただ、深夜の放送なので、どうしてもここのところ寝不足気味だ。
来週からの怒涛の日々に向けて、これからは少し多めに睡眠をとろうと
思う。
                        aya

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発行者   天川 彩

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