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9/15
(木)
◆1日目・・・
(大斎原)

午前7時、羽田空港を出発して西の玄関口、関空へ。
そこから貸し切りバスで、まずは熊野聖域の入り口といわれる海南市 の[藤白神社」へと向います。お参りを済ませた後は、古道の始まり「滝尻王子」で昼食を取り、「発心門王子」へと向いましょう。ここから「熊野古道」を歩き続けること2時間半。 いにしえ人達が目指した聖地・熊野三山の一つ、
「熊野本宮大社」へ到着です。ゆっくりと参拝をした後は、元宮があった「大斎原」へ。
 ここで、たっぷりと熊野の風を感じてください。この日の宿は、古道の 中にひっそりと300年佇んでいる茅葺の茶屋「とがの木茶屋」に泊  まります。山の幸をたっぷりと味わってください。

9/16
(金)

◆2日目・・・
(那智大社)

とがの木茶屋の茶粥朝食を食べた後は、熊野速玉大社へと向います。朱塗りが美しい社殿でしっかりと参拝を済ませた後は、速玉大社の元宮である神倉神社のご神体「ゴトビキ岩」まで登ります。日本書紀にも、天磐盾(あまのいわだて)として登場する巨石は年に一度、2月に行われる男たちの火祭り『御燈祭』の舞台ともなっています。
午後からは、神話の女神イザナミノミコトが祀られている
「花の窟」へと参ります。神産みの舞台で静かにお参りを済ませたら、一路、「熊野那智大社」へと向いましょう。
苔むした大門坂の石段を登りきると、そこには
那智の滝をご神体とした、那智大社が現れます。那智大社と、西国三十三所霊場の一番札所でもある青岸渡寺で、しっかりと参拝いたしましょう。 この日は、青岸渡寺の宿坊に泊まり、聖域の中で静かな夜を過ごします。


9/17
(土)

◆3日目・・・

(熊野・山並み)

この日は、熊野の写真家として国内外で高い評価を得ている楠本弘児さんに、熊野の大自然の宝庫・
古座川を案内してもらいます。
日本のエアーズロックとも呼ばれている、高さ100メートル、幅500メートルにも及ぶ国の天然記念物
「一枚岩」や、清流と奇岩が美しい「滝の拝」など、通常の熊野観光ツアーでは立ち寄らない、熊野の神々を肌で感じる場を満喫してください。この日、泊まるのは本州最南端・串本の海の前にある、民宿「坂地」。とにかく、この宿のおばちゃんの愛嬌のあるキャラクターと、豊富な海の幸料理は、最高です。

9/18
(日)

◆4日目・・・

(橋杭岩)

この日の朝は、少し早起きをして目の前に広がる海、そして、天に向かって立ち並ぶ
橋杭岩に朝日が昇る美しく幻想的な姿を見にいきましょう。そして、旅の最後は人と自然の共存『ナショナルトラスト』を提唱した世界的な博物学者、南方熊楠の業績を辿りに、記念館へと移動します。熊野が世界遺産となったのも彼の業績によるところも多大かもしれません。そして、熊野への想いを胸に仕舞い、それぞれの帰路へと向います。