<天と大地に感謝する旅 お伊勢さん2007  報告>
   PAGE|TOP|感想文||
  

ようこちゃん

オフィスTENのツアーは、今回で二回目です。
3年前に、屋久島ツアーに参加させていただき、
とても感動しました。それ以来、いつか、
また何かのツアーに参加したいと願ってきましたので、
今回参加できると決まったときは、夢ではないかと思うほどでした。

今回は、夫も一緒に参加させていただきました。
決め手になったのは、伊勢神宮正式参拝と
20年に一度というお木曳行事でした。

夫は、この旅行が楽しみで、出発前夜は眠れなかったそうです。
そして、全てが期待以上のものとなりました。
ひとつひとつを詳しく書いていくと、何行あっても足りないので
ここは涙をのんで出来るだけ簡潔に書きたいと思います。
まず、この旅をサポートしてくださった方全員が
とても素晴らしい人間性を備えた方たちでした。

各神社の宮司さん。あたたかく、ユーモアもあって、お話は心に深く
染み渡り、感動のあまり涙が出てしまいました。

伊勢全般をガイドしてくださった山本さん。先祖代々神領民ということで
心から伊勢を愛し、伊勢とともに生きているのだなあと感じました。
全国に山本さんファンがいらっしゃるということで、なるほどと
頷いてしまいました。私も毎年山本さんに会いたいくらいでした。
麻吉のご主人様。貴重な資料を見せてくださり、そのお話は興味深く
またぜひ伺いたいと思いました。

国崎の宿は、居心地よく、食事も最高で、ここは秘密にしておきたい場所です。
とても大切な友人にだけ、こっそり教えてあげようと思います。
海女さん。海に潜る人生しか考えず生きていらっしゃったとのこと。
選択肢が無かったことは一見不幸なことに見えるのですが、
彼女は、魅力的で、イキイキしていて、中心に芯がしっかり通っている
素敵な女性でした。自分の価値観の貧弱さを思い知らされました。
神へ献上するあわびをとっているということで、厳しいしきたりの繰り返しの
中で質素にシンプルに生きているその姿は、神々しく輝いて
見えました。ともに過ごした時間は1時間程度でしたが、彼女に出会えて
本当に良かったと心から思います。彼女から伝わってくるものの大きさは
とても言葉で表現できません。

斎宮で、急遽説明してくださることになった上品で照れ屋さんのボランティア
ガイドさん。彼女の案内が無ければ、斎宮の重要な地に立つことが出来ません
でした。人と人とのめぐり合わせに説明のつかない不思議を感じました。

そして、このツアーに参加された方たち全員が、本当に素敵な人たちでした。
お話をうかがったり、そばに居させていただくだけで、学ぶことが多く
居心地が良く、素直で飾らない自分で居ることが出来ました。
一緒に時間を過ごしたのは、3日間でしたが、もう何年も知り合いだった
ような気がします。夫と私に全ての方が、あたたかく優しく接して
くださったこと。心から感謝いたします。
そして、この素晴らしい旅を企画し、導いてくださった彩さんと享ちゃん。
本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
簡潔にしようと思ったのですが、長くなってしまいました。

書き足りないところは、ミクシイの日記に書こうと思います。
この旅で出会えた全ての人の健康と幸せを心からお祈りしております。
またどこかで再会できると信じて。




 

麻ちゃん

濃厚な3日間から現実に戻り、あっと言う間に一週間が過ぎました。
改めて、ツアーではお世話になり、ありがとうございました。
2回目のお伊勢さんは、前回心残りであったところ全て回る事ができ
プラスは、なかなか実現できない正式参拝や心温まる各神社さんでの
ご対応など、心に残る2回目のお伊勢さんとなりました。
他の参加者のみなさんもいい方ばかりで、やはり同じ目的で
集まるとこんな風になるんだなあ、、と思いました。
暑い中でいただいた氷の美味しさは格別でしたね。
また楽しい企画を楽しみにしています。
いろいろお疲れさまでした。では、夏バテしないように東京の暑さを
沢山スタミナ付けて乗り切ってくださいね。




  
とらちゃん

「日本のこころ」は食べられる

7月末、20人ほどのツアーで、初めて伊勢を訪れました。
2日間の滞在で、心に残る赤福の思い出が4つもあります。

初日、外宮から内宮への貴重なお参りが終わって橋を渡る頃
35℃の夏の中で私たちの頭は噂の「赤福氷」で一杯!
店のお座敷で運ばれて来たそれは、美しい深緑色、
冷たく細かい氷、力をくれる甘さとお餅・・・。
単なる「おいしい」で止まらない、この幸せ感はなんだろう?と
探ってしまったほど。

翌朝は早くに内宮にお参りし、特別の空気と光を体験しました。
帰りはバスで、と思ったら数分前に出たばかり。
がっかりを隠しつつ、朝6時半のおかげ横町を歩き始めたら。
店の前の、身なりの整った人たちに我らが代表・天川さんが
話しかけ、「開いてるって!」と私たちを呼びます。
そこが赤福本店ということ、朝5時開店ということを知り、
半ば信じられない気持ちで店に入りました。
おもちを包むあん、を包むお店や伊勢の空気ごと、
全身で満喫する体験でした。
目の前の五十鈴川からの風が、畳でくつろぐ私たちを通り、
お湯をわかす大きな竃を越えて表に抜けていきます。
バスに乗り遅れて、本当によかった!
帰りは上り坂なのに行きより足が軽く、「赤福1個で300m」と笑い合いました。

その日の昼食はNPO五十鈴塾で頂きました。
私自身が事務所もないNPOに所属しているため、なぜこのように
りっぱな建物と文化継承プログラムが持てるのか興味を持ちました。
塾長の久野さんがいらしたので聞いてみたら、
「この方が建物を寄贈して下さったんです」と、
奥にある赤福のおかみさんの写真を見せて下さいました。
またしても赤福!
わざわざ写真の所まで案内して下さった久野さんにも
驚きましたが、その後読んだ久野さんの本で、豊富な知識と
実績以上にお人柄を感じて納得したのでした。

赤福の謎に迫るべく、自由時間は買い物もせず、
赤福300周年の特別展示を見に行きました。私の勉強ぶりを見て
下さったのでしょうか。帰り際に受付の方が、赤福特集の載った雑誌
「伊勢人」をプレゼントして下さいました。
これが赤福のうれしい思い出の4つ目になると共に、
赤福について書こう、という決定打になったのでした。
宗教や思想は、興味を持たない人の上をただ通り過ぎますが、
人の態度や場所の清々しさ、物のおいしさは多くの人の足を止めます。
今回出会ったお店や人々が「日本人のルーツ」お伊勢さんから直接、
「あるべき姿」を聞いている結果だとしたら。
やはり私は、日本人であることをうれしく思い、私自身も聞くことを
忘れずにいようと思い、日本のこころが多くの町や企業の表に
見えてくるよう、何か役立ちたいと願うのです。





もっちゃん

伊勢では、大変お世話になりました。
心に残る旅行ができて、本当によかったです。
たまたま日曜日の早朝、TVをつけたら、皇室番組で、
皇太子様がお木曳に参加されているのが、オンエアされていました。
式年遷宮で奉納される帯を人間国宝級の職人さんが、
手刺繍しているところや、太刀を作成している様子も
番組で見ることができました。

日本てすばらしい文化を持っているんだわと番組を観て、
また感動しちゃいました。

また、お会いできる日を楽しみにしています。




いくちゃん

なぜか「今年は伊勢神宮に行く」と決めていました。
でも「え、内宮と外宮て離れてるの?」から始まり、わからないことばかり。
そんなある日、オフィスTENから届いたツアーのお知らせは、
私の希望にどんぴしゃ!さらにプラスアルファも。

浜参宮から始まり、外宮、内宮、猿田彦神社など別宮へも。
ほとんど予備知識のないまま行った初めてのお伊勢さん、
玉砂利が予想外でした…、

いえいえ、「畏怖」という言葉の、神主さんの「かしこみ、かしこみ」の
意味が体感できたひと時でした。写真でみた中が真っ暗な鳥居が
不思議でしたが、あんなに高い梢の深い森があったとは。
神官さんのお話によると、大きな岩盤の上に建てられてるとのこと。
そして神楽。御垣内参拝。早朝参拝。川曳き行事。
お伊勢さんはまさに「奇跡の地」でした。
また、ツアーでご一緒したみなさんをはじめ、
ツアーで出会った方がたの表情がこれまた素敵。

楽しい、おいしい、嬉しい、すごい、心も気持ちも躍りまくった
密度の濃い〜2泊3日でした。

彩さん、享ちゃん、ご一緒したみなさま、
心より御礼もうしあげます。

ありがとうございました。




いなちゃん

オフィスTENのHPに「お伊勢さんツアーで女性一名のキャンセル」という案内が掲載されていた。数カ前、20年に1度のご遷宮で行われる木曵きを紹介するテレビ番組を見て、「木曵きを伊勢で見たい」と強く思っていた。日がたつにつれ、記憶も思いもぼんやりしたものになっていたが、HPを見て、「見たい」という思いがにわかに高まり、予定もろくに省みず、即座に電話で申し込んだ。

 案の定?27日からの参加は無理で、同日深夜に伊勢に到着。新幹線の遅れで、乗車予定の列車に乗れず、晩御飯も食べられないまま就寝。翌日からツアーに参加する。伊勢神宮への早朝参拝の帰り道、皆の話から「赤福氷」という地元ならではのカキ氷があると知る。27日にツアーの中で食べたそう。宇治金時の中に赤福が入っており、「おいしかった〜」と、一様に至福?の表情で語る。味が想像できない。「どんなものだろう」「食べてみたい」と、気になった。

 28日は、念願の木曵きを見た。綱につないだ大木数本を川の流れに逆らって地域の人たちが引っ張っていく作業だ。そろいの法被を着て、民謡調の歌をうたい、老若男女が力を合わせて懸命に綱を引く。神聖さと素朴さが入り混じった木曵きからは、地域の人の伊勢神宮への愛着と敬愛の思いが伝わってきた。「この場にいられてよかった。苦労して来た甲斐があった」と思った。

木曵きを見るという目的が達せられると、「赤福氷」への思いが再びむくむくと頭をもたげてきた。実は、この日、昼食後も食べようとトライしたが、長蛇の列で断念していた。「今回のツアーを逃したらチャンスはないかも。どうしても食べたい。一口でもいいから…」。頭の中が赤福氷でいっぱいになる。意を決して、単独行動をとることに。足早に「赤福氷」をメニューに掲げる店に向かい、並ぶこと約5分。ようやく手にした、緑色のシロップがかけられたカキ氷をスプーンでそっとほおばる。まもなく氷の中から赤福が出てきた。冷たさの中に広がる餡の甘さ…。意外に合う。一気に食べてしまった。

 念ずれば花開くといいますが、念じて? 木曵きを見ることができ、赤福氷も食べられました。もっとも、赤福氷は、単に食い意地が張っているだけという方が正確かもしれませんが…。いろいろな経験をさせていただき、ありがとうございました。





 PAGE|TOP|感想文|写真