富士山開山前夜祭。次の日の山開きも含め、この2日間は、富士山を信仰の対象とする富士講にとって、また御師(富士講を受け入れるための宿坊)をはじめとする富士山と生活を共にしてきた人々にとって節目の大事な日です。 冨士のお山の山開きは、神社の鳥居に張られた注連縄を切らなければ始まらず、鳥居に設えられたしめ縄を手力男命(たじからおのみこと)が木槌で断つ「お道開き」の儀式で、富士登山の開始が告げられます。
開山祭の朝。富士山五合目にて、大先達による護摩、加持祈祷が行われます。 神社では、山開きのご神事も行われ、人々の安全が願われます。 信仰のお山としての富士山の姿が、はっきりと感じられる貴重な体験をいたしましょう。